PIOピアノ雑記帳

ピアノ、音楽関連の話題を主とした雑記帳blogです。

カテゴリ: テレビ

2020年8月24日放映 クラシック倶楽部
フォルテピアノ:クリスティアン・ベザイデンホウト

<プログラム>
モーツァルト作曲
  • ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.332
  • ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K.281から 第2楽章、第3楽章
  • ピアノ・ソナタ ハ短調 K.437  
収録:2018年 3月19日@東京文化会館小ホール

EA2FB86A-6298-4FEE-A7B1-02C6DACD9A2D

たまたま録画してあった番組を、仕事のBGM代わりにつけてみたのですが、
引き込まれて仕事そっちのけ、がっつり鑑賞してしまいました。
「平均律ではなく、古典調律でチューニングされた楽器」
という音色に耳が惹かれたのかもしれません。(私の耳は鈍くて、詳しいことは不明です💦)

インタビュー、秀逸なるモーツァルト観に納得です。
  • モーツァルトの音楽は、深く考えずに聴くと、エレガントで当たり障りのない音楽に聞こえるかもしれません。インターコンチネンタルホテルのエレベーターで聴くようなね。それはとても退屈です。
  • 18世紀の音楽は表面上はとても優雅ですが、その奥底には強烈にうごめくエネルギーに満ちた小宇宙が存在していると感じます。全身でそれを感じて演奏しなくてはいけないのです。
  • わたしはこの楽器を通してやっと本当のモーツァルトに出会えたと感じました。
  • 彼の音楽と人間性は、信じられないほど賢く文学的で、洗練されたユーモアにあふれています
  • 今日のようなピアノ・ソナタだけのプログラムは一見退屈そうに見えるでしょう。しかし、モーツァルトは動きに非常に鋭くて、曲はそれぞれが全く違う劇場のような世界なのです。
  • 私はモーツァルトの音楽に歌舞伎の世界を感じています。歌舞伎はひとつの「見得」に信じられないほどの力強さが感じられます。観客はそんな「見得」に込められた役者の熟練の技に魅了されるのです。
  • モーツァルトの音楽も、ひとつの小さな動作に劇的な力が込められています。それを意識して聴くと、彼の音楽は本当に力強く、心が震えるのです。
歌舞伎について詳しくて、びっくり♪
歌舞伎といえば、先日のPTNAピアノ・コンペティションの特級で第2位となった森本くんの演奏を歌舞伎に例えた講評も見ましたが、歌舞伎一つにもいろいろな捉え方があるんだなあ、と印象的でした。

いろんな出会いに感謝。

NHKで放映される「駅ピアノ」「空港ピアノ」、偶然視聴することがある、といった程度のおつきあいですが、今日もたまたま視聴して、感動を覚えました。
出てくる人たちのバリエーションが、あまりにも豊富で。
  • 元ピアニストが医大生になって、それを同居のガールフレンドが支えているというカップル
  • 古いピアノで自己流に練習を重ね、「ラ・カンパネラ」が耳コピで弾けるようになったという苦学の移民監察医
  • 現在は空港で靴磨きをしているという老人、実は引退したばかりのプロのピアニスト
  • 即興上手な18歳の高校生、彼女は1歳年上の大学生で、二人で見事なピアノ&歌声アンサンブルを披露
  • 花屋の経営者だという女性、自作曲は甥へのレクイエム
  • IT関係のビジネスマン、ピアノ音楽は仕事上の頭脳にもプラスと言ってドビュッシーを披露
  • 元オーケストラのオーボエ奏者という若い母親、娘二人の育児が楽しくて……と、赤ん坊抱っこ状態で自作曲演奏
これでも一部に過ぎないのです。
とにかく出てくる人々の表情が生き生きとしていることに圧倒されます。
最近、政治や外交関連の話題ばかりが出てくるアメリカですが、その懐の深さ、パワーの源を見た、聴いた気がしました。
2020-08-29

2020年8月9日(土)8:00-8:30am BSテレ東

【ゲスト】
 角野隼斗(ピアニスト)
【MC】
 春風亭小朝(落語家)
 大谷康子(ヴァイオリニスト)
【ナレーション】
 加藤円夏

 ♪ゲストの1曲《ピアノ+トイピアノ》
「トルコ行進曲」 
作曲 モーツァルト 
編曲 ファジル・サイ 角野隼斗

■角野隼斗×歌うヴァイオリン コラボレーション
♪コラボレーション1曲目《ピアノ×ヴァイオリン》
「感謝 Op.62-2抒情小曲集より」 グリーグ
♪コラボレーション2曲目《ピアノ+ピアニカ×ヴァイオリン》
「人生のメリーゴーランド」映画「ハウルの動く城」より 
作曲 久石譲 
編曲 角野隼斗 萩森英明


7FD50C3C-822E-47C1-8349-AE18C0DDF289

昨年、PTNA特級で優勝して以来、注目度がいや増しに増している角野くん。
Cateen(かてぃん)の名前で、YouTuberとしても大活躍中。
留守中に録画しておいた番組を、やっと本日視聴しました。

Stay Home期間中には、Twitterなどで広く「共演」を募り、幼い子どもを含めた一般人からの投稿演奏動画に、まさに「全力で」伴奏をつけている姿を目にしました。
気負わず、我を張らず、自然体で社会貢献をしている姿、見事だなあと思います。

今回の番組中では
ショパン・コンクールを「分析する」という視点から参加してきたい
と発言していて、唸らされました。
昨年はPTNA受賞後すぐ、AI研究のためにフランス留学に発ったことにも驚きましたが、
それによって「自分に足りない部分に気づかされた」というのも、またお見事です。

頭脳明晰、AI研究者でもあるという彼のこれからの活躍に、ますます期待してしまいます。

4年前に放映された反田君の「情熱大陸」が大きな話題になりましたが、
私は見ておらず、残念に思った記憶があります。
そして、今回。
この4月1日に、「はじめての有料配信」を無観客で実現させた努力、
というのがメインテーマでした。

221260FE-C174-4633-9D0B-AD4543F6141F

この配信、初めは10名以上のオーケストラで出演する予定だったものが、
感染拡大の「三密を避けよ」の世論を受けて、直前になって「トリオ以下」に変更されたことは知っていましたが、
それに合わせて、反田君が4日間で新曲の譜読みをし、ほとんど睡眠もとれていなかったということは、初めて知りました。

「譜読みはすぐできる」という本人の発言、
「いつもは伴奏者にピアノを担当してもらうけれど、コンサートピアニストに弾いてもらうと、今までになかったような発見がある」というソリストの発言、
いずれも印象に残りました。

反田君、行動の人であることが、よくわかりました。
それでも、彼の背中を押したのが、
「今、音楽のために立ち上がる時」(だったかな?ちょっと違う表現だったかも)
という年長者の発言だったというのが、意外でした。
周囲の意見などあまり気にせず、猪突猛進するタイプなのかと思っていたので。

今後は
「バーチャル・リアリティを音楽に生かす」
ことを目指すという方向性には、オバサンの私はついていけない予感ビシバシ。。。

まだ25歳とは。
スケールの大きい人であることは確か。
でも、応援したい気持ちにさせるのは、何よりも
音楽しているときの彼の笑顔なのでした。

2020年6月16日(火)午前5時~5:55
BSプレミアム

チェロ:堤剛 ピアノ:萩原麻未

≪プログラム≫

三善晃:母と子のための音楽
 1.甘い-子守歌-愛
 2.慰め-優しい-やわらぎ
 3.想い出-哀しい-癒し
 4.お話-幻想
 5.さわやか-目覚める
R. シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調 op. 6
(アンコール)
カサド:愛の言葉
ラフマニノフ:ヴォカリース

収録:2017年7月8日@白寿ホール

676b052b3d1cf4188867d233e720c9e9_ll

毎週火曜日は、大人数クラスのWeb配信授業のプレッシャーで(チキンな私)
早朝から目覚めてしまうのですが、
今日はどうにも仕事のスイッチが入らず、久々にクラシック倶楽部をLIVEで見てしまいました。

いやはや、これはもう、保存版でございました。
先日、オンラインで小菅優さんのピアノでの堤剛さんを聴いたばかりですが、
インパクト度合としては、こちらの萩原麻未さんのほうが大きかったです。

最初の三好晃の曲から、空気感のつくりかたがなんとも素晴らしい。
ささやきかけるような、音色と、息づかい。
この曲、晩年の三好氏が入院していた時期に、病気の子どもたちのために作曲したもの、とのこと。
名曲だと思いました。

リヒャルト・シュトラウスは、若かりし10代の曲。
こんなに聴きやすい、まっすぐな曲も作っていたんですね。知りませんでした。

途中ではさまったインタビュー、そして、ステージマナーからも
大御所の堤氏が、萩原さんを、そして若手の優秀な演奏家たちを心から賞賛し、
尊んでいることが伝わってきました。
世代を超えて、お互いに尊敬しあいながら演奏しているって、素晴らしいですね。
朝から、心が洗われるような気持になりました。

2020年6月6日(土)午前10時~10時半放映

♪1:「無伴奏パルティータ第3番」ガヴォットとロンド
作曲: J.S.バッハ
ヴァイオリン: 三浦文彰

♪2:アメリカ民謡「シェナンドー」
編曲: キース・ジャレット
ピアノ: 萩原麻未

♪3:「無伴奏チェロ組曲第1番」プレリュード/サラバンド
作曲: J.S.バッハ
チェロ: 古川展生

♪4:「アメイジング・グレイス」
作詞・作曲: J.ニュートン
日本語詞: 岩谷時子、TiA
歌: TiA
ECA7B860-98C7-46C9-8D25-A706DDC42FD9

アメリカ民謡「シェナンドー」。
こういう選曲をするという麻未さんのセンス、
日ごろから、こういう曲を自らの愉しみとして「ソロ」で弾いているというスタンス、
そしてもちろん、実に音楽的なテンポの揺れ、柔らかな音色に、まさに痺れました。

ジャズの神様の曲なんだから、、、といった気負いなど全くなく、自然体でその音楽の神髄に触れ、紡ぎ出していくとでもいいましょうか……すごいなあ。

クラシック倶楽部
2020年4月9日(木)放映

ピアノ:アレクサンドル・トラーゼ
    キム・シウォン

<プログラム>
  • ハイドン:ピアノ・ソナタ第49番 変ホ長調Hob.XⅥ-49
  • プロコフィエフ(トラーゼ編曲):ピアノ協奏曲第2番 ト短調 作品16から 第1楽章 カデンツァ
  • プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 作品26から 第3楽章(第2ピアノ:キム・シウォン)
~2018年5月23日 トッパンホール~
2020-04-13

実は、以前に放映されたものも視聴していて、これが2回目の視聴。
1回目は聞き流していたインタビュー部分が心に響きました。

「弾く」ことには、もう興味がない。
今、興味があるのは「語る」こと。
作曲家の意図を楽譜から読み取り、それを「語り」として聞き手に届けること。

ハイドンのソナタ、17世紀のソナタで何を語れるか。
この曲は、マリアという名歌手に献呈されている。
第2楽章のテーマがマリアだと読み解ける。
ここから曲は始まり、第1楽楽章にも登場した。
そういう解釈で、私は演奏する。


私の父は、ソ連やジョージアで有名な作曲家で、
偉大な作曲家レインゴリト・グリエールに師事したが、
グリエールはプロコフィエフの師でもり、
「プロコフィエフの作品は、一音一音すべてが天才の創造物だ」
と言っていた。
プロコフィエフは作品に細かい指示を書き込んでいるが、そこには
彼の思い、親友を失った悲嘆などが込められている。
楽譜には、作曲家の祖国、文化、芸術、そして作曲家自身の人生のあらゆる局面が記されている。
私はそれを聴衆に届けたい。


確かに。
音楽の総体として、重いもの、深いものを感じました。
決して爆音だけが印象に残った、というような意味ではなく。

若い愛弟子を連れてきて、一緒に演奏する
そういうリサイタルのスタイルにも、なんだか大きな度量というか、
次世代へつなげていこう、という大局的な意図も感じました。


covid-19の脅威が日に日に増す世の中にいると、
人間性の大きさ、というものに敏感になっていくような気がします。

クラシック倶楽部
2020年3月10日(火)放映

ピアノ:賀集裕子

<プログラム>
  • グルック=サン・サーンス:オルフェオのメヌエット
  • ドビュッシー:マズルカ
  • シューマン:アラベスク ハ長調
  • J.S.バッハ:トッカータ ホ短調 BWV914」
  • スクリャービン: 詩曲 作品32第1
  • フォーレ:即興曲 第2番
  • フォーレ:ノクターン 第6番 作品63
  • ドビュッシー:月の光
~2017年11月13日 自由学園 明日館(豊島区 西池袋)~

6A0E57AE-15C1-4E94-96BD-C66517FE891E

賀集裕子(がしゅう ひろこ)さんという方については存じ上げず、
プログラムの曲目に惹かれて、視聴しました。
それで、感銘を受けました。
なんというか、混じりけの一切ない、音楽の本質のようなものを感じました。
清冽な空気の中で、ピアノと対話しているような雰囲気。

1935年(昭和10年)生まれといいますから、
収録時、82歳でいらしたでしょうか。
衰えに立ち向かう、とか、ぐぐっと頑張って…という感じはほとんど受けず。
唯一、ちょっと大変そうに見えたのがシューマンで、
ああ、やっぱり、シューマンって難しいのね……と思いました。

1956年のエリザベート王妃国際コンクールで入賞されたとのこと。
そのときの思い出として語られたのが、こちら。
5971B08C-731A-4AAF-B030-4DF5A61FC426

13B4F031-003E-4F7A-8D34-60039F2358ED

まさかファイナルまで残るとは思わなかったため、
決勝で弾くピアノ協奏曲として、「ちょっと格好をつけて」
一度も弾いたことのないベートーヴェンを登録してしまっていた賀集さん。
そんな彼女のために、アシュケナージが第2ピアノを弾いてくれたのだとか。
彼の助けがなかったら、ステージで弾けなかった、と語っておられました。

こういうエピソードを語るところにも、彼女の人柄が表れているなあと思いました。
素敵です。
4398194A-630E-4495-AAEB-4EA3DEEFE675

BS世界のドキュメンタリー
「パイプオルガン 夢を奏でる若者たち」
2020年3月3日(火) 午後11時00分~(46分) BS1

原題:Pipe Dreams
制作:H2L Productions (カナダ 2019年)
7A9DCC2E-F18B-49C9-A650-4BD156E24DFC

カナダ国際オルガンコンクール   を取材した番組。
中身が濃くて、引き込まれました。
で、一度ぼーっと視聴したあと、もう一度見返して、メモメモしてしまいました。
オルガン曲はほとんど知りませんが、知らない作曲家名が続々と。
音楽の世界、広いです。

取材の対象は、コンテスタントのうち次の4人。

アルシー・クリスⅢ(25歳 黒人 アメリカ・テキサス)
セバスチャン・ハインドル(19歳 ドイツ・ライプツィヒ)
ユアン・シェン(31歳 女性 中国・北京)
ニコラス・カポゾーリ(24歳 アメリカ・ピッツバーグ)



アルシー(ア)は、電子ピアノでジャズやゴスペルを演奏して音楽性を育んだ。
かなり経ってから、白人女性の演奏で初めてパイプオルガンを聴き、
「俺ならもっと壮大な音楽が奏でられる!」と、先生を探したが、貧しい黒人に教えようと言ってくれる人が見つからなかった。
高校入学前に亡くなってしまった母が、彼を受け入れてくれるオルガン夏期講習に申し込んでくれたのが、始められたきっかけ。
今では周囲から「怖い存在」と認められるようになったが、直前の王立オルガン学院のコンクールでは一次で落ちてしまった。
本選で何を弾くか迷っている。黒人ならジャズと安易に受け止められるのも嫌だ。

セバスチャン(セ)は参加者中最年少。
ライプツィヒ、バッハゆかりの教会で聖歌隊の一員として8年間歌った経験があり、バッハは身近な存在。
歌うと音楽を身近に感じられる 音楽には呼吸が必要。
周囲からは「オルガンの神童」と言われ、それが努力の原動力にもなっている。

ユアン(ユ)は、中国で父から手ほどきを受ける。
コンクールに参加を認められた初めての中国人。
父は1987年に日本でオルガンを知り、中国にパイプオルガンを広めた人。
音楽家として成功するには男の方が有利なので、私が生まれたとき父はがっかりしたと言う。
女性にだってできると両親に認めてほしくて続けてきた。
自分の実力を確かめたいという目的もある。

ニコラス(ニ)は、アルシーがライバルと目する人物。
音楽性が高くて演奏が安定している。
国際的な舞台で少しでも名を知ってもらいたいと参加。
「自分の殻を破れ」「安全地帯から出ろ」と先生には言われている。
ジョン・ケージの前衛的な作品を弾く。審査員がどう思うかより弾きたい曲をと考えている。



1次予選(20人から12人へ)
カナダ・モントリオール
バッハを3曲と そのほかの曲を1曲
3200B8A0-DB08-4AB6-BB3E-AC62BBE29066
このラウンドでは、
セバスチャンが、ストップの引き出し(「トロンボーンのノブを引いて!」)を失敗されるというアクシデント発生。このストップ係の男性は「僕のミスだ」と認めて謝っていました。(上の画像がそのとき)
でも幸い、4人全員が次のラウンドへ進みました。
(曲名の後のカタカナは、コンテスタント名の最初の一字)
  • J.S.バッハ:前奏曲とフーガ 二長調 BWV532(セ)
  • ブクステフーデ :トッカータ ヘ長調 BuxWV156(ニ)
  • ブクステフーデ:トッカータ ニ短調 BuxWV155(ア・ユ)

2次予選(12人から6人へ)
サン・ジャン・バチスト教会
7B60C7BB-1A63-4001-9C18-618F3EE89144
画像はニコラス。
会場が1次予選から変更。
ここのオルガンにまだ慣れないと電話で訴えるユアンに、父が「条件はみな同じ」と励ましていました。
オルガンは場所によって特性が違うといいますし、ピアノ選びから始まることも多いピアノ・コンクールとは違うなあと感じました。
  • レイチェル・ローリン:Epilogue(ア)
  • ジャン・ギュー:Toccata(ア)
  • ジョン・ケージ:Souvenir(ニ)
  • ティエリー・エスケシュ:Poemes pour orgue(ユ)
19歳のセバスチャンが本選に進めず。
まだ僕にはレベルが高すぎた。でも、得たものも大きく、後悔はない、との本人の弁。


本選 
モントリオール・ノートルダム聖堂
会場がまた変更。
A63D634A-CFA7-47E8-8672-6F07029FACA0
1次から本選まで、演奏者の様子は、この画像のようにスクリーンで映し出されていました。
  • ジョセフ・ジョンゲン:Sonata Eroica(ニ)
  • リスト:2つの伝説 第2曲(ユ)
  • ジャン・ピエール・ルゲ:Au maitre de la paix(ユ)
  • ジャン・アラン:Trois danses(ユ)
  • アーヴィン・バーリン(編曲 アルシー・クリスⅢ):Blue Skies(ア)
B530C635-7374-4C34-927C-91D4A63D49C5
画像はユアン。
重厚な「全身全霊を込めた」音楽が続き(編集の加減もあるのでしょうが)、聴いていて大変でした。
彼女自身、演奏後はしばらく立ち上がれなかったほど。
次はアルシーの演奏。
めちゃくちゃ緊張していると言って、ストップ係の人に頬をひっぱたいてもらったり、自分でもひっぱたいたり。
始まった曲は、彼自身の編曲による軽やかなジャズ。
聴衆も審査員も笑顔になって、最後はスタンディング・オベーションでした。
CD7A93D5-C2D7-4BA6-9A66-CE620C83CB38




で、結果です。

1.アルシー・クリス
2.オリバー・ブレッド
3.ニコラス・カポゾーリ
聴衆賞 ユアン・シェン


コンテスタントたちの言葉。

音楽に深みを与えるのは演奏者自身の体験。この上ない悲しみや喜びをどうやって表現するのか。それは勉強によって身につくものではない。

聞く人の人生を変えるような音楽を届けたい。

(受賞者になれなくとも)後悔もがっかりもない。自分の演奏には満足している。

前回の記事で話題にしたNHKのテキスト、
私、持っていました!
ネットでそのテキスト画像を見て「覚えあり!」と、本棚を捜索した末に発見。
平成5年(1993年)1月1日発行、980円。

242509E1-FF7D-44B5-9791-B2947DEBE1D3

でも、この時期、私は身辺慌ただしかったはずで、
放映そのものは、あまり見てなかったかも。。。
で、この目次に、今の私がレッスン中のマズルカを発見。びっくり!



YouTubeで検索かけて、そのレッスン動画も発見しました。

「民族舞踊なんだから、sotto voce であっても、明瞭に」

なるほど。
問いかける、答える、という解釈は我が師匠と同じ。
でも、終わり方の解釈は違うみたい。
これからちゃんと見て、ちゃんと自分の頭で考えようと思います。

遅ればせながら録画を視聴。

若き音楽家たちのクラシック 
第25回 江副記念財団リクルートスカラシップコンサート
BSテレ東(BS7ch)
後編 2020年2月11日(月曜・祝)朝8時53分

<プログラム>

 ・メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲第2番 ハ短調 作品66
周防亮介(ヴァイオリン)、水野優也(チェロ)、小林海都(ピアノ)
P4A0869-1-768x512

・ショスタコーヴィチ ピアノ五重奏曲 ト短調 作品57
吉田南(第一ヴァイオリン)、外村理紗(第二ヴァイオリン)、田原綾子(ヴィオラ)、
上野通明(チェロ)、桑原志織(ピアノ)

25A9158-768x512

大曲の2曲とも全楽章を放送していただけたことに、感謝!
そして、若者たちのレベルの高さに驚愕です。
かつてはソロ演奏が主流で、
その後、ちょこちょことアンサンブルが入るようになって、
数年前からはアンサンブル主流となったと記憶しますが、これ、正解です!
(私、前回も同じようなことを書いたかも……)

それにしても、
ピアノパートに求められる技術力って、半端ないです。
メンデルスゾーンを弾いた小林くんが、その難しさについて「鬼!」と言っているTwitterが流れてきましたが、放映を聞いて納得。これは、よほどの技量がないと弾けません。

メンデルスゾーンは、とにかく細かいパッセージが次から次へと繰り出され、休む暇もないピアニスト!という印象でしたが、
ショスタコーヴィチの方は、また異なる難しさが。
弦楽器だけのアンサンブルが続く中に時折ピアノが入っていく、そんな箇所も多々。
音色として違和感なく入っていったり、時には打楽器のように弦との異質感を際立たせたり、様々な性格が求められて、これまた大変ですね。

演奏途中には、こんなテロップが。

江副記念リクルート財団は株式会社日本リクルートセンター【現(株)リクルートホールディングス】の寄附により設立 約50年間にわたって若者への奨学金支給を継続してきました 今回のリクルートスカラシップコンサートは器楽部門小学生および個人助成対象者の研鑽の成果を披露する機会として開催されました

ほおお。50年間。
リクルート創業者の江副浩正氏が亡くなられた後も、この奨学金制度が存続できて、よかったです。

今年の年末には、久々に生で聴きに行きたいなあ~。

若き音楽家たちのクラシック 
第25回江副記念財団リクルートスカラシップコンサート
BSテレ東(BS7ch)
前編 2020年1月13日(月曜・祝)朝8時53分

<プログラム>

・デザンクロ プレリュード、カデンツァとフィナーレ
上野耕平(サクソフォン)、阪田知樹(ピアノ)

・プロコフィエフ 2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 作品56
戸澤采紀(第一ヴァイオリン)、前田妃奈(第二ヴァイオリン)

・シューマン ピアノ四重奏曲 変ホ長調 作品47
辻彩奈(ヴァイオリン)、田原綾子(ヴィオラ)、岡本侑也(チェロ)、阪田知樹(ピアノ)

・モーツァルト ヴァイオリンソナタ第21番 ホ短調 K.304
北川千紗(ヴァイオリン)、反田恭平(ピアノ)

A1CB4CF3-4B71-43A8-A945-548CB93083FF

江副スカラシップを得ている若者たちによるコンサート、
成人の日に放映されたものを、遅ればせながら録画で視聴。
私は今までに3回(2006年2015年2016年)、生で聴いていますが、
ここ数年はタイミングが合わず、テレビ鑑賞です。

昔はソロ演奏ばかりでしたが、2015年ごろからアンサンブルが主流のプログラムに。
これが功を奏しているように思います。
ほんと、アンサンブルが上手になりましたね、若者たち。
楽しそうなのが、また良し。
個人的には、シューマンとモーツァルトが好みでした。
ああ、うらやましい。
こんな風に演奏できたら、どんなに気持ちがいいことか。



後半は2月11日放映とのこと。

2020年1月12日(日)午後9時00分~ 午後11時00分放映

アンドラーシュ・シフ&カペラ・アンドレア・バルカ演奏会(2)
ベートーベン生誕250年
▽アンドラーシュ・シフ&カペラ・アンドレア・バルカ
▽ベートーベン・ピアノ協奏曲全曲演奏会
▽第2夜は第2番、第3番、第4番

AB47CFBE-03E2-4967-B3DD-2DFB00BE629D

私が会場で生で聴いたコンサートですが(→2019年11月7日)、
TV放映ではさまざまな角度から見ることができますし、
シフ本人のインタビューもはさまれていて、見ごたえ、聞きごたえがありました。

ピアノのペダリング、
ベートーヴェンの指示どおりに踏むと、不協和音になる箇所があるのは、
聴覚を失ったベートーヴェンの「内なる聴覚やファンタジー」によるものだろう、
とのコメントに唸りました。

第3番では、第1楽章ハ短調から、第2楽章ホ長調へ、という変化の強さを指摘。
特にベートーヴェンの時代にあっては、まさにショッキングだったろうと。

第4番については、彼自身「5つの協奏曲から1つを選べと言われたら第4番を選ぶ」
もしシューベルトがピアノ協奏曲を書いたなら、こんな曲だったろう、と。
また、第2楽章を
ギリシャ神話のオルフェウスになぞらえた話も興味深く聴きました。
地獄の魔物たちに語り掛けるオルフェウスの物語として理解できる。
オルフェウスの行く手を妨げる魔物は初め悪意をもっているが、
悪霊たちは次第にオルフェウスに説得されて、エウリディケを助け出すことに同意。
そして、フィナーレは夢から覚めたかのように始まるのだよ。
ト長調なのにハ長調に聞こえる調性で。
ううむ。さすがの理解、さすがの感性。

A8712DF2-1AC1-4E41-A97B-282596243503
そして、彼の率いる室内管弦楽団、カペラ・アンドレア・バルカって
やはり「特別なときだけ」召集される楽団なのですね。
一人ひとりが、シフと信頼関係を築き上げているからこその、あの一体感なのでしょう。

清澄なる響きのベートーヴェン。
すっと心に染み入る音楽。
テレビを通して、改めて感動しました。

F04E3234-1AA2-43B7-8C15-8360638303CF
そして、
テレビで初めてシフ様の演奏姿勢を見たのですが
(会場では2階の右サイド席だったため、シフ様のお顔は見えても体は見えず)、
改めて、その自然な動きに感服いたしました。
ピアノから指揮へ、指揮からピアノへ、という動きも含めて。


生で聴いた演奏会をテレビでもう一度見る、ということの意義を
今回ほど実感したことはありません。
いい機会でした。

生では聴いていない先週放映分の録画、いつ鑑賞できるかなあ。。。2時間は長い。

今回は、午前3時~5時の視聴。
昨晩、夜10時前に寝てしまったものの、3時に目覚めてしまった次第。
(拙宅に4日間泊まられた90代の義父をお送りして帰宅後、ワイン🍷で酔っぱらった私でした~)

1月5日(日)NHKドキュメンタリー番組の録画を見ました。
奇跡のレッスン▽フィギュアスケート ハビエル・フェルナンデス(スペイン)

2020年1月5日(日) 午後7時00分(110分) 
2020-01-04

平昌オリンピックオリンピックの銅メダル選手、
まだ28歳。
それで、子供たち10人を1週間コーチするという、その設定にもびっくり。

子供たちは青森県八戸市のスケートクラブ所属。
1日1時間半程度しかリンクが借りられない、それも1年のうち8か月だけという練習環境。
これが、
スケートがメジャースポーツではない国、スペインのハビエル選手の境遇と似ているということで、選んだのだとか。

ハビエル選手、ものすごく心の温かい人だなあと思いました。
悩む子供たちに、まさに寄り添う指導法。
表情が出せない子供が滑るのに付き添って、声をかけて盛り上げる、とか
ジャンプを怖がる子供に、できる、できる、いい感じ、と折を見て話しかける、とか。
かつ、とても謙虚。
うまく説明できないなあ。明日までにもう一度考えてくるよ、などとも。

それから、
子供たちのひたむきさにもジーンときました。
そして、やはり、家庭のサポート体制ですね。熱い家族。
前編、後編、と110分もある番組でしたが、短く感じました。

再放送が
2020年1月13日(月) 午後2時00分~BS1
とのこと。おススメです。

実家で見たテレビ番組のタイトルです。
母おススメのドキュメンタリーの録画に、引き込まれた次第。

BS1スペシャル「LAST DANCE~バレリーナ吉田都 引退までの闘いの日々~」

11月24日(日)[BS1]後10:00
11月30日(土)[BS1]前10:00(再放送)
12月2日(月)[BS1]後7:00(再放送)

2020-01-03

吉田都さんが、2019年8月に引退公演をされていたことも、
引退時に53歳になられていたことも、まったく知りませんでした。

インタビュアー(記者)が彼女に直接問いかける声は入りますが、
ほとんどナレーションなしで、淡々と事実だけを伝えていくといった構成。
「プロジェクトX」とか(今は違うタイトルでしたっけ?)とは一線を画していて、そういう作りゆえに、かえって事実が真っすぐに伝わり、心に迫って来ました。

股関節の疲労骨折で、激しい痛みがあるにもかかわらず、
ドクターストップがかかっているにもかかわらず、
2019年1月の公演のステージに立ってしまう。
それも「ステージに立ったこと」で満足するどころか、
準備が足りなかったと言って、表情を曇らせ、次の舞台の成功を誓う。

そうして準備のために渡欧した際に体調を崩し、そのままイギリスで入院。
帰国が1か月遅れ、その時点ですっかりやせ細り、踊るための筋肉も落ちてしまっていた彼女。

そんな状況下でも、最後の引退公演の3つの演目のうち、
2つは「初めて取り組む」チャレンジングな演目に決めてしまう。
その気になれば、
「これまでのキャリアでラクに済まそう」
というスタンスで行けるはずなのに。

イギリスで最も輝かしいステージを踊っていた時代のパートナー、
イレク・ムハメドフ氏を、その新演目の一つのパートナーに選んだ都さん。
彼の現在の活動拠点、オランダに、まずは彼女が赴いて練習を重ねたうえで、本番の1週間前に来日した彼との直前練習で、茫然とします。
イレク、59歳。数か月前には通せていた演目が通せない。動けない。

この後どうなるかは「ネタバレ」みたいなので、書かずにおきますが、ほんと、見ていて胸が痛くなりました。
今のところ再放送の予定はないみたいですが、きっと、今後も何度か再放送されるじゃないかと。
おススメです。



そして今日、この記事を書くためにNHKのホームページを確認していて
次なるおススメ番組を発見。
録画しよう!

奇跡のレッスン「ハビエル・フェルナンデス編」
【放送予定】2020年1月5日(日)[BS1]後7:00
2020-01-04

今日の画像は、2枚ともNHKのホームページから借りてきました。

録画で2週間分を視聴。
題名のない音楽会55周年のコンサート。
第一線で活躍中の今を時めく若者たち、よくぞ集めました。
すごいな。

私が今まで生演奏を聴いたことのある人たちだけを五十音順に挙げてみても、こんな感じに。
(以下、番組ホームページより情報貼り付け。画像は自宅TV画面の撮影)

岡本 侑也  おかもと ゆうや /チェロ
川久保 賜紀  かわくぼ たまき /ヴァイオリン
田原 綾子  たはら あやこ /ヴィオラ
成田 達輝  なりた たつき /ヴァイオリン
藤田 真央  ふじた まお /ピアノ
宮田 大  みやた だい /チェロ
森 麻季  もり まき /ソプラノ
山根 一仁  やまね かずひと /ヴァイオリン
横坂 源  よこさか げん /チェロ
吉田 誠  よしだ まこと /クラリネット

まさに祝祭
楽しんで聴けましたよ。
昨日の奉祝曲との差、歴然。和楽器もいいですね。
弾き手も聴き手も楽しめてこその祝祭♪

11/2の曲目は
♪1:「四季」メドレー
作曲: A.ヴィヴァルディ
編曲: 萩森英明
演奏: 55周年祝祭オーケストラ

♪2:「伝統から革新への序破急」
太鼓: 林英哲、英哲風雲の会
尺八: 藤原道山、風雅竹韻
能管: 一噌幸弘
大鼓: 柿原光博
太鼓: 小寺真佐人
津軽三味線: 上妻宏光、山中信人、廣原武美
箏: LEO(今野玲央)、沢井流若手アンサンブル

448A8D68-5398-41C5-B5DB-A26E80574D38


11/9の曲目は
♪1:『ファイナル・ファンタジーVIII』より「Eyes On Me」
作曲 :植松伸夫
編曲: 山下康介
作詞: 染谷和美
指揮: 山田和樹
ソプラノ: 森麻季
ギター: 村治佳織
クラリネット: 吉田誠
ヴァイオリン: 成田達輝、山根一仁
チェロ: 宮田大
演奏: 55周年祝祭オーケストラ

♪2:「ポリリズム」
作曲: 中田ヤスタカ
編曲: 萩森英明
指揮: 山田和樹
ヴァイオリン: 川久保賜紀、南紫音、小林美樹
チェロ: 宮田大、横坂源、岡本侑也
演奏: 55周年祝祭オーケストラ

♪3:「アトムの子」
作曲: 山下達郎
編曲: 三宅一徳
指揮: 山田和樹
演奏: 55周年祝祭オーケストラ
ソプラノ: 森麻季
ギター: 村治佳織
クラリネット: 吉田誠
太鼓: 林英哲、英哲風雲の会
尺八: 藤原道山、風雅竹韻
能管: 一噌幸弘
大鼓: 柿原光博
太鼓: 小寺真佐人
津軽三味線: 上妻宏光、山中信人、廣原武美
箏: LEO(今野玲央)、沢井流若手アンサンブル
5DDCC2FA-A564-44BA-9584-64DD81259021

↑このページのトップヘ