PIOピアノ雑記帳

ピアノ、音楽関連の話題を主とした雑記帳blogです。

カテゴリ: 音楽セミナー・レッスン・個人・友人

8年間(そんなに経っていたか)続けてきた月1回のレッスンを辞めて、1か月。

Webに掲載されているアドバイスを参考にしたり、
Web上サークルにお世話になってみたりしましたが、
体や手の動かし方については、やはり直接アドバイスいただきたくなって、
単発レッスンに行ってきました。

今まで頭に浮かばなかった視点から、いろいろ指摘を受けて、
大変ありがたかったです。

柔らかさ、可動性が大切なのは、もちろんですが、
鍵盤からみて、
  • 垂直方向の距離(手首を下に落として弾くか、高い位置に置くか)
  • 水平方向の距離(手前のほうの鍵盤スペースで弾くか、奥の方で弾くか)
といった視点から、曲想と手の動きとを一致させて、
  • 「狙いどころ」を決めて弾く
  • その動きの連なりが「音楽」になるように、動きもスムーズに行くよう研究する
非常に論理的で、納得いたしました。
で、しばらく継続してみていただくことにしました。
再出発の気持ちで頑張ってみようと思います。

8月も末になりました。
自粛ムードで変化のなかった生活にも、今月は動きがありました。

オンラインまみれの仕事は、今週から1か所のみに(5月~7月は3か所)。
数日前、息も絶え絶えになりながら、大人数クラスの成績を登録しました。
が、来月中旬に始まる新コースの準備もしなくてはならず、ほんとに気が休まりません。
今も継続中の若い学生5人(海外で寮生活中)とは、ほとんど家族同然の心境に……危ない、危ない。のめり込みすぎないよう、気をつけねば。

そうそう、音楽でも。
とある平日昼間、友人と3人、近所の小ホールに集って演奏を楽しみました。
3月以来、です!楽しかった~♪
その帰りに思いがけずもヴァイオリン工房を覗かせていただいたりもしたのでした。

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家族関係でもいろいろ。
月初には、正月以来の実家への移動。
元気な両親にほっとし、すっかりこちらが世話になってしまいました。

中旬には、私が「区のがん検診の結果、要精密検査」という驚きの通知を受け、人生初のCT検査。
でも、「何ともなし。過去の治癒の跡が影となっただけ」という太鼓判がいただけました。
大病院も、コロナ禍の影響か受診者が少なく、あっという間のスムーズな検査。
検査後1時間で、「緘」という印で厳封された封筒を渡され、その足でかかりつけ医のクリニックに直行して結果を聞きました。ホッ

そして一昨日。
毎月4日間ほど、義妹宅から我が家にいらしていただいている義父が、移動途中で行方知れずに。
都内の短い移動で、簡単な乗り換えが1度あるのですが、
「乗り換え手順のメモがあれば、自分で行ける」ということで、ここ数か月問題なく続けていたのです。
ところが、今回はついに待ち合わせの駅に姿を見せず……焦りました。
結局、義妹が捜索願を出し、夜も遅くなってから、まったく方向違いの「元住んでいた自宅の最寄駅」のそばで警察の保護を受けたとの連絡が入りました。
今後については、これから相談です。

そんなこんなで、ちょっと今日はぼおおっとしております。
相変わらず暑い!

◆ロシアピアニズムの話「ショパン演奏の基本 〜指の使い方〜」

ピアニストの丸尾祐嗣さんによる解説動画。
実例つきで、わかりやすいです。



ショパン vs リスト
おもしろいですねえ。

今、日本で主流になっているのは、ハノン、チェルニー、フランツ・リスト
という流れの奏法。
指の運動がしっかりできるように教育する。

それに対して、ショパンが提唱したのは全く異なる奏法。
指の運動を少なくして、
指の第三関節から「指を鍵盤に刺す」または「鍵盤をなでる」という意識で弾く。
「爪の先から、ピアノの蓋の方向(奥)に向かって、力を逃がす」

なるほど~。

この対比を示す証左として、
何でも初見で弾きこなしてしまうリストが、
  • ショパンのエチュードOp.10-2
だけは初見では弾けなかった、というエピソードが挙げられています。
この曲は「指の運動」で弾こうとすると、とても弾きにくいのだとか。
(ショパンのエチュード、難しすぎてほんの数曲しか弾いたこともない私。伝聞体でしか表現できませぬ💦)

「刺す」とか「なでる」という動きをしようとすると、
手の甲、指の柔軟性が求められますよねえ。
それが、ほんと、圧倒的に足りないんだなあ、私には。。。

基本が大事。

歌おう、合わせよう、とするあまり、
基本のテンポが定まらない感じになってしまっている、
互いに探り合っていて、流れが止まっている、というご指摘。

なるほど。
納得。
ソリストに気を遣わせちゃ、いけませんね。

コロナの影響で、ほとんど「合わせ練習」ができず、
今日もレッスンの直前にチョイと合わせたのみですから、仕方がないと言えは、仕方がない。

発表の機会も延期となり(今のところ、無期延期?)、
なんだかモティベーションが下がってます。
そもそも、本業の仕事に、めいっぱい時間がとられてしまってますし。

幸い、今日、ソロの新曲が指定されたので、ちょっと気分は変わるかな。
それから、友人に誘われた
「ショパンのエチュードから、何か新たに取り組むものを」
っていうのを、始めてみようと思っております。
がんばろー。


 

偶然見つけた動画です。
今をときめく演奏家、そして先生。
こういう間柄だったのですねえ。

この曲、シシキンくんのクリアな音色にぴったり。
メトネルは知っていましたけれど、
この曲は初めて聴きました。
かっこいい!

こうやって見ると、
キーシン、ほんとに”先生”なんですね。
私のイメージの中では、いつまでも少年らしさを保った演奏家、だったので、
彼についてのデータが、一気に脳内更新されました。

2020年7月12日(日)17時~18時20分
福間洸太朗オンライン・講座 
第5回『ピアノソナタ vol.2』~ベートーヴェン・三大ソナタの楽曲分析から

というのを受けてみました。
ZOOM受講です。
第5回目、となってますが、私にとっては初回です。
以前の回についても聞いておきたかったなあ。

ええと、
曲の中での転調は、一般的にはどんな形が多いのか、とか
ベートーヴェンにとって、その調は身近なのか、外にどんな曲想で用いているのか、とか
やはり「調性」が大事なんだなあ、と再認識。

それから、低音から高温までの幅も大事。
幅が狭いのは、広いのは、どんな意図?と考えてみるべし。

ABAとか、提示部、第1主題、第2主題、展開部、再現部、
という区切りに気を配るのはもちろん、そのバランスの差にも気を配るべし。
曲によって、ずいぶん違いがある。


際限なく分析できてしまうんだなあ……というのが正直なところ。

へえ、そうだったのかああ!のトリビア情報は、「幻想即興曲」と「月光ソナタ」。
ショパンが「幻想即興曲」の出版を差し止めて葬り去ろうとしたのは、
その調性も音形も、ベートーヴェンの「月光ソナタ」にそっくりになってしまったから
ではないか?とのこと。
ほおおお。

福間さん、楽し気に語られていました。

Covid-19禍で、ピアノの蓋もほとんど閉じっぱなし。
その影響もあるのか、
On-line配信の準備と実施と事後報告に追われるばかりの現況ゆえか、
気分もふさぎがち、ヤバイ感がいや増しに増してきていました。

そんな折、
何度かお世話になったピアニストの方の私邸スタジオでの
対面公開レッスン再開のお知らせメールを受信。

聴講生4名、受講生2名の枠で再開します。
聴講希望者多数につき2日間開催としたため
受講生、あと1名募集中ですよ!


あとさき顧みず、衝動的に手を挙げてしまった私だったのでした。
それ以来、慌てふためいての自主練決行……といっても1日1時間がせいぜいでしたが。

「変わった曲をもってくる人」

というカテゴリで認知されている私です。(別名イロモノ枠とも?)
ピアノの生音、やっぱりいいですね。
私の前の方の、シューベルトのレッスンを聴講しただけで至福感いっぱい、
お腹いっぱいになってしまって、
「ありがとうございました」
と、もう帰ってもいいかなあ……という気持ちになってしまいました。

気を取り直しての自分の番。
「すべてが楽譜に書いてある」
「ちゃんと楽譜を読み込んでいけば、音楽が生まれる」
という基本に立ち返らせていただきました。

それから、曲の全体像をつかむこと。
どこの部分が一番伝えたい中心部なのか、そこを決めて全体を組み立てるべし。
細かいところに悩む前に、まずはそこ。
「ここが堪らない、なんて美しい!」
と、曲を愛する気持ちを、遠慮しないで出せばよい。


自分はどんな地平に立って、弾きたいと思っているのかな
と考えさせられました。

妹や友人と試行してみた結果、
「だめだ、こりゃ」
となって頓挫していたピアノのオンラインレッスン、
事前にこちらの演奏をYouTubeにアップして先生にお送りしておく
というステップを踏んだうえで、
「やってみましょう」
ということになりました。

結果、なんとか、成立いたしました。
音の途切れ、割れ、ちょっとは発生しましたけれど、
当初危惧していたほどではなく、先生の意図はきちんと伝わりました。

zoomの「オリジナルサウンドをオンにする」機能と、
外付けマイクが功を奏した模様です。
セッティングはこんな感じ。
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はじめ、マイクはピアノの上にこちらを向けて置いてあったのですが、
タンスの上に移動したほうが、音の響きがよくなりました。
有線接続なので、置き場所の選択肢はあまりないのですが。。。


さて、レッスンメモ。
ほとんど練習しないままにレッスン突入という無謀さでしたから、ダメ出し満載も当然です。
  • やはり、出だしの音色がNG。研究せよ。
  • 6回も7回も繰り返されるメロディー、飽きる。もっとストーリー性を自分の中に確立させよ。確信が持てていないことがバレバレ。
  • テクニック的に追いついていない箇所が散見。すべっている。部分練習せよ。
  • つなぎの箇所こそ「三拍子」のリズム感、空気感が必要。
  • 片手単旋律の魅力が伝わらない。こういう箇所こそ音色が命。
  • 終わり方も疑問。はっきりと意図を持って終えよ。
本番が予定されている7月までに、なんとかします。
本当に開催実現となるのかな?

本業のお仕事のほうで、あっぷあっぷ状態の私を心配して、
音楽仲間かつ同業者でもある友人が、
すてきな差し入れを持ってきてくださいました。

以前、いっしょにお食事したお店の
テイクアウトの人参ポタージュ。
蓋つき紙製パッケージに入ってきた「ポタージュのベース」を
牛乳でのばしていただきましたよ。
本日は、冷たい牛乳で冷製ポタージュ。
いやもう、本格的な優しいお味に、家族一同で癒されました~。


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家族は既に食べ始めていて、慌てふためいて撮影したら、
主役がなんだかわからないようなことに。
ほかにもサラダとか副菜とか、あったんですが。

楽しみは食べること!
という自粛生活・在宅勤務の夫も、大満足でした。
心優しい友人に、感謝感激❤

2ヵ月ぐらい前、
まだcovid-19騒動が対岸の火事だったころの会場予約が
「利用者側の責任において利用すること」
という条件付きで認められ、
友人たちと3人で音楽遊びをしてきました。

楽しかったです♪

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会場入り前に撮った写真。
撮影したときには気づいていなかったのですが、
なんと「虹」が写っていました。上下ひっくり返った形で。

会場はこんな感じ。
空間が広いことですし(この3倍の容積はあります)、集ってもOKかと。
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消毒液も写ってます。
揃ってばっちりマスク姿の我々。
一緒に遊んでくれる友人たちに感謝、感謝であります♪

本日コケたところは、また練習しまっす。

2ヵ月ぶりのレッスンでした。
相変わらず、先生の深~いため息を何度も聞くことに。
申し訳ない限り。。。
  • 最初の一音で、すべてがわかってしまう。この音がイケてない。
  • ピアノを弾き出す前の様子で、既にイケてないことが露呈している。
  • 弾き出す時点で既に、自分の中に音楽が満ちているべし。
  • そういう状態に持っていけない理由を自分で探ってこい。
  • マズルカとは踊りである。踊りには揺れ、波がある。
  • 一本調子は踊りではない。
  • ただし、基本のリズムは一本通っているべし。
  • リズムが崩れて音楽が見えなくなるのは本末転倒。
  • 要はセンスの問題。
ううう。
結局センスがないのはどうしようもない、ってことかなあ。
かな~り悲しくなりました。
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住宅街の一角には、たわわに見える桜。
1本の木に3色の花。不思議です。
(訂正:これは桜ではなく「源平桃」だそうです。友人に教えてもらいました。3/25加筆)

こんなお花🌸と、
甘いもので自分を癒してから帰宅の途につきました。
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季節は着実に春に向かっています。

先日の生演奏、そしてWeb配信で、改めて感銘を受けたシフ氏。
そのマスター・クラスの動画、
妹から教えてもらって見てみました。

Christian De Luca: J.S. Bach's Italian Concerto | Juilliard Sir András Schiff Piano Master Class

配信元は、ジュリアード音楽院(The Juilliard School)。
指導を受けているのは
イタリア人の、Christian De Luca くん。
2017年10月16日の収録です。



シフ先生、ユーモアもたっぷり。
イタリア人の学生に向かって、開口一番

「で、今の演奏で表現したイタリアって?」
(So what is Italian about this? )

シフ氏の英語、とってもわかりやすくておすすめです。

「白と黒だけの演奏じゃなくて、もっと色彩を加えよう。」
「赤、黄、青、緑は必要だよ」

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印象に残ったのは
「Character」
「Sing」
「Listen」
という言葉が、何度も使われていたこと。
実際に声を出して歌わせちゃってましたし。
やっていることはオーソドックスなのに、生き生きとしたレッスン。
  • アクセントは、塩と胡椒。
  • 滑舌よく。口いっぱいに頬張ってモゴモゴ言わない。
  • 声部の受け渡しはタイミングが命。コメディアンのやってることと同じ。
  • ピアニストは打楽器奏者にあらず。スタッカートも鍵盤から指を離さずに。
  • 音符は民主的に扱う必要なし。主張する音、そうでない音の差を明確に。
  • 最後が「ごめんなさい」に聞こえる。なぜ?堂々と終わろう。
おすすめです。

9年目の3.11。
そんな日に、レッスンへ出向きました。

レギュラーのレッスン(1か月に1回)は先生のご都合で2月はキャンセルになり、
その後、covid-19の影響で、お仕事セミナー、研究会、楽しみにしていたコンサート、すべて中止or延期となって、久々の外出イベントです。

前回は第1楽章。
今回は第2楽章と第3楽章。
まがりなりにも合わせられるようになった時点で「ようやった!」と、ちょっと思う。。。💦
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本日のレッスンのポイントは、
  • 腕や指に負担をかける弾き方を見直しましょう。力まかせに無理やり音を並べても美しくありません!
  • 「ピアノ」「ピアニシモ」とあっても、音に芯が必要。そういう音が出せないときには、mfぐらいの音量で、音色を確認してみましょう。
  • 第1ピアノ、第2ピアノで掛け合いになる箇所は、アーティキュレーションも同型で。聞き手が、掛け合いを聴きとって「ああ、なるほど。面白いね。美しいね」と感じられるように。(まずは弾き手自身が感じていますか~?)
  • 「一人旅」「掛け合い」のあと、「ぴったり合う」箇所をちゃんと意識して、音の明るさ、重さなども変化させましょう。
  • 「どんな音楽を作りたいのか」のイメージをもっと明確に持ちましょう!

で、家に帰ったら、佐野主聞さんが

『花は咲く』ピアニストがイチから譜読みして撮影する過程を配信

って動画をアップされてたので
初見から、どうやって曲の完成度を上げていくのか興味をひかれてみてみたら……
レッスンで言われたばかりのこと、
しもんさんは全部、ちゃんと言語化されつつ練習されていて、びっくり。

「初見のときは、体に負担掛けて無理に弾いてるんだよね。
練習では、そこから、自分の体の動きをモニターして、ちゃんと動けるように見直していく」

なるほど。
私は「永遠の初見おばさん」だったわけか。
それじゃあ、本番でも緊張しまくって、間違えまくるわけですね。

「あ、ここでは音色が変わってない。もう一度」
「イメージした音じゃないなあ」
「あ、今、呼吸しなかった。やり直し」
「もっと艶のある音がほしいなあ」
「1時間かそこらじゃ、曲に対する思い入れが足りないなあ。それがわかっちゃう演奏だなあ。まだ微妙だなあ。」
「演奏動画を撮るときは、緊張と集中力が問題」


しもんさんの一言、一言が、示唆に富んでおりました。
で、出来上がった演奏動画、こちら。
美しいです。

『花は咲く』〜震災復興支援曲〜ピアノver.

先ほど、公式ホームページで発表されていました。
復活した浜松国際ピアノアカデミー、中止決定です。

2020-02-26 (1)

友人たち4人で聴講一泊旅行を計画していただけに、とても残念です。😢
来週以降のコンサートも、軒並み中止となるのでしょうか??
せっかく、やっとのことで春休みになるのに。。。。悲しい。。。

主催者側のご苦労を思うと、こんな呑気なことを言っている場合ではないのですけれども。

合わせの3回目。
1回目は1月9日。
2回目は2月12日(初回レッスン後)。

<曲目>
J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第5番ヘ短調BWV1056 
編曲 Edwin Fischer
Edition Wilhelm Hansen, Copenhagen

今回は、お初の合わせとして、第3楽章をば。
ページ数も多いし、音符も多いし、大変であろうと予想はしていましたが、
予想のはるか上を行く、あわわわ…状態でした。
声部が多くて、自分の音ですら全部は聞けてない?って状態で臨んだので、
当然といえば、当然。
手が4本になってしまうと、もう、音が追えない。。。
自分の音も聞こえない。。。

片手ずつ合わせ
の練習で、やっといろいろ腑に落ちました。

しかし、バッハ、おそるべし。
ミスタッチの音が目立つこと、目立つこと!
うっひゃ~!って感じ。

練習します。

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流れてきた情報で、こんな動画を見ました。
で、感動しちゃいました。

NHK趣味百科ショパンを弾く レッスン篇Vol.6
曲目:スケルツォ第2番 Op.31 変ロ短調
講師:シプリアン・カツァリス
生徒:五月女 慧

カツァリス氏による曲の解釈に、痺れました。
決して彼自身の独断による解釈ではないという根拠の提示にも。

シューマン曰く
「大胆さ、優しさ、愛、そしてつれなさにあふれている」
「バイロンの詩にたとえられる」
ショパン自身曰く、
「冒頭部分が曲全体の鍵である」
「最初の三連符は”問いかけ”であり、”死の館”のように響くべきだ」

2020-02-18 (1)

ショパンが「死の館」と言っているのだから、
肉体が死んで、精神が残っている。
その精神が、「私はここで何をしているのだろう」と問いかける。

すると、目もくらむような答えが返ってくる。
”死者の国”の前にいる衛兵が、トランペットを吹き鳴らすように朗々と。
「お前は死者の国にいるのだ!」

そして、2回目の問いかけ。
死者「私はここから出られるだろうか?」
答え「NO! NO! NO!」


こんな始まりです。その後も、


空に、筆でさっと描くように、
とか
上へ、上へ、高いところの雲へと飛び移っていく
とか
イマジネーションに溢れる言葉が次から次への繰り出されていきます。
(上の言葉は曖昧な記憶によるもの。間違っていたらゴメンナサイ)

その実際については、ぜひ動画をご覧いただきたく。

それにしても、これ、いつの放映だったのでしょう?
と思ってググってみたら、
1993年の1~3月の放映だった模様。

私の手元には「スーパーピアノレッスン ショパン」というテキストがあるのですが、これは2005年8月~11月で、講師はジャン・マルク・ルイサダ。
それより10年以上も前の放映だったんですね。

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