PIOピアノ雑記帳

ピアノ、音楽関連の話題を主とした雑記帳blogです。

カテゴリ:音楽コンクール > チャイコフスキー国際コンクール

チャイコフスキーコンクールの入賞者コンサート、
2月2日のミュンヘンが大成功だったので、急遽、その3日後の2月5日のサンクトペテルブルクでも開催することに決定したのだとか。
藤田真央さんマネージャーのツイートで知りました。

開催2日前に決まるコンサートって、それも会場がマリインスキー劇場だなんて、びっくり仰天です。

Mao@SP
出演は
ヴァイオリン部門
第1位  セルゲイ・ドガージン (ロシア)
第2位  マルク・ブシュコフ (ベルギー)
チェロ部門
第1位  ズラトミール・ファング (アメリカ)
ピアノ部門
第2位 藤田真央(日本)


ネットのLIVE中継するのかなあ。
サンクトペテルブルク21時ということは、東京は翌朝3時だしなあ。
どっちにしても無理だなあ。。。と思いつつ昨晩は早々に就寝。

ところが、今朝5時過ぎに起きてみたらば、
夜中に「LIVE中継やってるよ!」という友人からの連絡が入ってました。
慌てて接続してみたものの、コンサート自体は終わりを告げたところ。

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スタンディングオベーションと大歓声だけは、LIVEで視聴した次第。
ありがたいことに、YouTubeにアーカイブがアップされました。
これから、このアーカイブを聴きながら、書いていくことにします。



でも、あれ?この画面の下部に書いてある曲目は実際と異なります。
1曲目は、ドガージンと真央くん(10分ごろ~)
フランク、ヴァイオリンソナタ!
もう出だしから、ぐぐっと惹きつけられました。凄いなあ。
それにしても、楽章ごとに拍手が起きるんですね。ロシアならでは?

2曲目は、ヴァイオリンソロ(45分ごろ~)
Mark Bushkov作曲「Fantasia for solo violin」だと思いますが、なんと、受賞者(演奏者)自身による作曲?たしかに幻想的な曲です。
なんか、すごいオーラ。
曲の前のスピーチはロシア語でした。国籍はベルギーってなってますが、ロシア系なのでしょうね。
曲目にも、東欧っぽさが漂ってました。

お、次はチェロです。(55分半ごろ~)
ショパンですね。「序奏と華麗なるポロネーズ」って、作品番号3、ですか。
思い切り若い時分の作曲なのですね。
真央くん再登場。さすがショパン、ピアノも大活躍。
フランクの時も思いましたが、真央くん、室内楽も見事に聴かせます。
ズラトミール君も国籍はアメリカですが、きっとお名前からみてロシア系ですね。

オーケストラ登場。おー、ピアノコンチェルト!
椅子の高さ合わせに毎回奮闘の真央くんです。
モーツァルト ピアノ協奏曲20番 (1時間09分ごろ~)
真央くんのモーツァルトは、どうしてこうも生き生きと魅力的なんでしょう。
昨年秋、カデンツが真央くん自身の作!と話題になってましたが、今回もそうでしょうか。
なんだかピアノ以外の音色が聞こえてくるようなカデンツで、鳥肌が立ちました。
3楽章はピアノが主導権を握って引っ張って行った感じ。
演奏後、オケの皆様も笑顔、笑顔。素晴らしかった。

休憩です。……って、1時間半休憩なしだったのですね。

後半は、無伴奏チェロから(1時間43分ごろ~)
バッハ チェロ組曲 3番より
いやあ、舞曲なんだなあ、と実感。リズム感が心地よいバッハ。
なんか彼、ピアノのジェームズ・バートレット君(イギリス)をほうふつとさせる。。。気持ちよさそうに演奏するところと、その風貌と。

チェロとヴァイオリン(ドガージン君)。(1時間50分ごろ~)
この演奏曲目は、YouTubeの曲目リストには載ってないと思われます。
どうやら、​Handel passacaglia wooovらしい。(コメント欄に出てきました)
ヘンデル =ハルヴォルセン パッサカリア。
さすがの格調高さ。。。わお!名演!
最終変奏では、こちらの心拍数も上がりました!これは凄い。
会場も「ブラボー」の嵐。

ラストは、ラヴェルのピアノトリオ(2時間01分ごろ~)
ヴァイオリンはブシュコフ君。
彼、なんとなくゲルギエフに似ている感じが。。。もちろん、ずっと若いし、端正な風貌なんだけど。
これは、ピアノパートがリードしていく感じですね。
第1楽章から、いかにもラヴェルの響き。美しい。
第2楽章の終わりで、また拍手。
第3楽章、音数が少ないけど、深い。沁みる演奏。
第4楽章。超低音終えた前楽章から、一気に高音へ。天上の音楽が聞こえたみたい。
3つの楽器の溶けあい具合、音色の混ざり具合が絶妙。

凄い完成度のコンサートでした。(語彙力の貧困さが情けない)
スタンディングオベーション、むべなるかな。

真央くんのレパートリーの広さにも改めてびっくり。まだ20歳?21歳?うおお。

今朝5時過ぎにmedici TVにアクセスしてみたところ、
なんと、まだLIVE 中継真っただ中でした。
時差6時間ですから、現地はもう真夜中のはず。すごいな。

ピアノではメルニコフ君(3位)、アン君(4位)のソロ演奏が聴け、
最後のオオトリが、優勝のカントロフ君、
チャイコフスキーのコンチェルト第2番、終楽章でした。
わくわくの演奏に、会場はスタンディングオベーション。
2019-06-30
そして、
Grand Prizeは、そのカントロフ君へ!
この時点で朝7時半過ぎ……ってことは、現地は真夜中1時半ですね。
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最後にゲルギエフのスピーチ。
彼の印象に残ったこととして次の2点を挙げ、二人のコンテスタントが呼び出されましたよ。
1.中国のコンテスタントがホルンで優勝したこと、
2.日本のピアニストが魅力的な演奏を披露したこと、

わお!最後の最後まで、真央くん、注目を浴びました。
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これで本当に、祝祭の日々が終わりました。
才能豊かな若者たちの未来に幸あれ!

メモとして、ピアノ以外の結果を貼っておきます。(→TCH16 News
Violin
1: Sergey Dogadin (Russia)
2: Marc Bouchkov (Belgium)
3: Donghyun Kim (Korea)
4: Aylen Pritchin (Russia)
  Mayumi Kanagawa (USA)
5– was not awarded
6: Milan Al-Ashhab (Czech Republic)
Cello 
1: Zlatomir Fung (USA)
2: Santiago Cañón-Valencia (Colombia)
3: Anastasia Kobekina (Russia)
4: Taeguk Mun (Republic of Korea)
5: Yibai Chen (China)
6: Senja Elina Rummukainen (Finland)
Voice 
Women:
1: Maria Barakova (Russia)
2: Aigul Khismatullina (Russia)
3: Maria Motolygina (Russia)
4: Angelina Akhmedova (Uzbekistan)
  Oksana Mayorova (Russia)
Men:
1: Alexandros Stavrakakis (Greece)
2: Gihoon Kim (Republic of Korea)
3: Migran Agadjanyan (Russia)
4: Ankhbayar Enkhbold (Mongolia)
Brass
1: Yun Zeng (China, french horn)
  Aleksey Lobikov (Russia, trombone)
2: Fedor Shagov (Russia, tuba)
3: Felix Camille Jean Dervaux (France, french horn)
4: Henrique dos Santos Costav (Portugal, tuba)
5: Ansel Owen Norris (USA, trumpet)
6: Peter Steiner (Italy, trombone)
7: Hae-ReeYoo (The Republic of Korea, french horn)
8: Zhasulan Abdykalykov (Kazakhstan, trumpet)
Woodwinds
1: Matvey Demin (Russia, flute)
2: Joidy Scarlet Blanco Lewis (Venezuela, flute)
3: Alessandro Beverari (Italy, clarinet)
4: Lola Descours (France, bassoon)
5: Nikita Vaganov (Russia, clarinet)
  Juri Florian Alexander Vallentin (Germany, oboe)
6: Juri Florian Alexander Vallentin (Germany, oboe)
7: Lívia Duleba (Hungary, flute)
8: Sofiya Viland (Russia, flute)
(3位のイタリアの方は、東京フィルハーモニー交響楽団の首席クラリネット奏者だそうです)

結果発表をLIVEで見ました。

1位:Alexandre Kantorow, 22, France
2位:Mao Fujita, 20, Japan
  Dmitriy Shishkin, 27, Russia
3位:Konstantin Emelyanov, 25, Russia
  Kenneth Broberg, 26, United States of America
  Alexey Melnikov, 29, Russia
4位:An Tianxu, 20, China

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(画像は発表直前の会場。中央左から優勝のカントロフくん、真央くん、3位のプロバーグくん)

4位のアンさんは「Self confidence and bravery」賞も受賞しました。
ファイナルでのハプニング(予定とは逆の曲順でオーケストラが演奏を開始)に見事に対処したことが評価されたのかと思います。SNSで話題になっていたので録画で冒頭だけ見ましたが、このときのアンさん、ただもう驚愕といった表情をしていました。

ファイナルは日本時間深夜0時開始ということもあって、朝型の私はライブではまったく聴けませんでした。
仕事が多忙だったこともあり、一昨日早朝、昨日の早朝と昼休み、そして今朝がた、やっとのことでチャイコフスキーのコンチェルトだけ数人分を録画で聴きましたが、結果に納得です。

優勝のカントロフさん、聞き手を惹きつける力、推進力で抜きんでていたと感じました。
チャイコフスキーの第2番、じっくり聴いたのは初めてでしたが、実に魅力的でした。
結果発表後のインタビューで、有名な第1番でなく第2番を選んだ理由を聞かれて、
「楽譜に集中して音楽を奏でたかったから」
といったことを述べていました。
多くの名演奏が耳に残るものを演奏することにあまり乗り気になれず、第2番の譜読みをしたら、その魅力に惹かれたのだとか。曲の中にロシア性があるのはもちろん、室内楽、ファンファーレ、コーラス、いろいろな性格が入り込んでいて、実に素晴らしいのだと。
この曲について録音を聞いたのは、ギレリスの演奏だけだけとか。
それも、初めのころにちょっと聴いただけ、といった話でした。
ブラームスについても話していましたが、私、全く聴いていないのでスルー。

さて、藤田真央さん。2位です。
素晴らしい!
私、彼の第1次、セミファイナルの演奏には、まさに魅了されました。
柔らかい音楽世界は、この重厚なコンクールにおける「癒しの時間」でもありました。
コンチェルトは、彼独特のルバートがチャイコフスキーの世界にはちょっと…とも感じましたが、彼自身の世界を見事に描き出していたと思います。その温かさ、やはり魅力的です。

シシキンさんも2位。
私、彼の演奏をショパコンのガラコンサート日本公演で生で聴いて以来のファンです。
チャイコフスキーコンチェルトの第1番は、彼らしいパキっとしたハンサムな音作りが生きていると感じました。

今回第1次、セミファイナルでは、真央くんと並んでメルニコフさんの演奏に惹かれた私ですけれど、チャイコのコンチェルトは、もちろん見事な演奏ながら、なんだかインパクトに欠ける印象を受けたのでした。


5位、6位なしで、2位が2人、3位が3人という結果に決めた審査団にも拍手!
たしか前回も5位、6位はなかったと思いますが、前回も今回も、それにふさわしいハイレベルでした。

2019-06-28
(画像は結果発表直前のステージ。審査員勢揃いの図)

ああ、終わってしまいました。
この期間、わくわくの演奏が聴けたことに、ただただ感謝。

考えてみたら、優勝者カントロフさんの父上である指揮者かつヴァイオリニストのカントロフ氏、この3月に生演奏も聴きましたし、つい先月のエリザベス王妃国際音楽コンクールでお姿を拝見したばかり(→過去記事)。つくづく、すごい親子です。

発表されました。(→finalists of piano,violin,cello
ピアノ部門では、今回も定員(6名)より多い7名が通過。
それだけレベルが高いということですね。

#Piano
  1. Konstantin Emelyanov, 25, Russia
  2. Dmitriy Shishkin, 27, Russia
  3. An Tianxu, 20, China
  4. Alexey Melnikov, 29, Russia
  5. Alexandre Kantorow, 22, France
  6. Mao Fujita, 20, Japan
  7. Kenneth Broberg, 26, United States of America
真央くん、通過です。
演奏、ライブで聴きましたが、会場はまたもやスタンディングオベーションの嵐。
カーテンコール4回というのは、他にはなかったのでは?

2019-06-22 (1)

2019-06-22 (3)

画像は演奏直後の真央くん(カーテンコール2回目かな?)、そして会場の熱狂ぶり。
演奏曲目は次のとおり。
  • スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第2番「幻想ソナタ」嬰ト短調 作品19
  • ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58
  • プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第8番「戦争ソナタ」変ロ長調 作品84
セミファイナルは「ロシアの作曲家の曲を含め」というだけの緩~い縛りで、
他のコンテスタントがバラエティ豊かな「十八番」の曲目を並べる中、
コンクール鉄板の、いわば「耳タコ」ソナタを3曲も並べちゃって、大丈夫??
な~んて思った私が浅はかでした。
セミファイナルでも、ぐぐっと引き込まれました。
実にしなやかな音楽世界が展開されて、ああ、聴けて良かった、と思いました。

真央くん以外はほとんど聴けていないのですが、
個人的に以前からお気に入りのシシキン君、メルニコフ君も通過で嬉しい~。

さて、ファイナルは
  • チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 または 第2番
  • コンテスタントが選んだ協奏曲
という2曲の協奏曲が、25日(火)~27日(木)に演奏されます。
(日本時間では翌日午前0:00開始の予定ですが、1人多いので変更の可能性も?)
楽しみです。


なお、ヴァイオリン部門、チェロ部門のファイナリストは以下のとおりです。

#Violin

  • Mayumi Kanagawa, 24, United States of America
  • Marc Bouchkov, 28, Belgium
  • Aylen Pritchin, 31, Russia
  • Milan Al-Ashhab, 26, Czech Republic
  • Donghyun Kim, 19, South Korea
  • Sergey Dogadin, 30, Russia

#Cello

  • Senja Rummukainen, 24, Finland
  • Chen Yibai, 18, China
  • Santiago Cañón-Valencia, 24, Colombia
  • Anastasia Kobekina, 24, Russia
  • Zlatomir Fung, 20, United States of America
  • Taeguk Mun, 25, South Korea

遅ればせながら、セミファイナル進出者を貼り付けます。

ピアノ部門
  1. Yemelyanov Konstantin / 25 Russia
  2. Shishkin Dmitriy / 27 Russia
  3. An Tianxu / 20 China
  4. Gugnin Andrei / 32 Russia
  5. Gadjiev Alexander / 24 Italy
  6. Melnikov Alexey / 29 Russia
  7. Kopachevsky Philipp / 29 Russia
  8. Kantorow Alexandre / 22 France
  9. Tarasevich-Nikolayev  Arsenij / 26 Russia
  10. Fujita Mao / 20 Japan
  11. Broberg Kenneth / 26 USA
  12. Daneshpour Sara / 32 USA
  13. Geniushene Anna / 28 Russia
  14. Kim Dohyun / 24 South Korea

12人の予定が、14人通過。
そして、既に7名がセミファイナルの演奏を終えているのでした。
1時間近いプログラムを7人分一気に……審査員も大変です。
すさまじいスピードで審査が進んでいくのですね。。。

弦楽器部門は、日本(国籍は日本以外の方も)の通過者のみ挙げておきます。

ヴァイオリン部門
  •  Kitagawa Chisa / 22 Japan
  •  Kanagawa Mayumi / 24 USA

チェロ部門
  • Sato Haruma / 21 Japan
2019-06-22

チェロ会場のシャンデリア、照明の色にちょっとびっくり。
部門によって随分雰囲気が違うようです。

1日遅れて開幕した歌に、日本人コンテスタントはいません。
管楽器部門では、残念ながらセミファイナルに進めませんでした。

日本時間今朝3:30からの予定だった
藤田真央くん。
私、4:30に目覚めたので、すぐにLIVE中継サイトにアクセスしたのですが、なぜか映像のみで音声が出ず。😭
やっと音声が出たのは、演奏終了後の拍手時でした。
ところが、この拍手が、会場の盛り上がりぶりが、ものすごかった!
幕間のアナウンサーのお二人が
「the first standing ovations!」
と断言されてましたから、間違いありません。
これは、何としてでも、録画をじっくり見なくては!
前回のチャイコンで、フランスの ルカ・デバルグくんが聴衆から圧倒的な支持を得たことなんかも思い出しました。

さて、さかのぼって昨夜。
また、つまみ食い的にLIVE鑑賞したのですが、
汗を撒き散らしつつ、満身のパワーで繰り出す爆音の超絶技巧
というのに、ちょい辟易した感がありました。

注目のググニンくん、その爆音系第1号。
シドニー国際のときのワクワク感はあまりか覚えず。。なぜかな?
ショパンのエオリアンハープは、とっても魅力的でした。

ガジェヴくん、爆音系第2号。
そういえば、浜松で優勝したときも、第一次予選のシャコンヌのド迫力に度肝を抜かれたんでした。

メルニコフ君。
チャイコフスキーの四季(10月)に痺れました。
浜松3位のときは体調不良だったという話でしたが、今回も楽屋での表情がとっても暗くて心配。
私的には、前の2人より良かったと思うのですけれど。

コパチェフスキー君。
昨夜聴いた4人の中では、彼がイチオシの印象です。
チャイコフスキーの四季から5,6,7月。うっとり。
リストも、爆音や技巧より歌志を感じました。
 
以上。
通勤電車中、スマホ入力のメモ書きでした。 

【追記】
昼休みに藤田真央くんの演奏を視聴しました。
なるほど、納得です。
みずみずしさに満ちた時間を堪能しました。
演奏するとは楽しさを伴う行為であること、音楽とは人々に幸福感をもたらすものであることを、新鮮な気持ちで体感しました。 

第16回チャイコフスキー国際音楽コンクール、始まりました。
第1次予選から、ライブ中継が行われ、演奏後すぐに録画もアップされています。
medici.TV #TCH16

現地時間13時(日本時間19時)開始ということで、次の3人を切れ切れながらライブで聴きました。
1人目:Xie Ming(中国25歳)ファツィオリ
2人目:Wu Yuchong(中国23歳)長江
3人目:Yang Yi Ke(カナダ20歳)ヤマハ
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まず、選択されたピアノにびっくり。スタインウェイが出てこない。
長江ピアノ(側面に漢字で「長江」と書いてあります)、初めて見ました。聴きました。
なかなかいい音色だったように思います。

さて、演奏。
さすがのハイレベルです。
退屈な演奏なんて、ありません。
すごいな、こりゃ!って感じです。

1人目、2人目と、同じベートーヴェンのソナタ第18番が続きましたが、個人的にはXie Mingくんの軽やかな演奏が好みです。
が、会場としてはWu君の方が受けていたような?
Xie Ming君の百面相を見て、2016年のシドニーコンクールを鮮やかに思い出しました。
ファイナルに進めなかったXie君、確か何か特別賞を受賞して、感激のあまりステージ上のみんなに握手を求める天然ぶり……というか、飾らない、構えない人柄が印象的だったのでした。
今回も、最初のベートーヴェン、バッハ、ショパンと聴いて、生き生きと楽し気な演奏に好感を持ったのですけれど、最後のリスト「ラ・カンパネラ」の末尾だけ聴いたところ、ちょっと音色が荒れてミスタッチもあったような?(途中のチャイコとラフマニノフは家事のため聴けませんでした!)
会場は沸いていたので、問題ないレベルかとも思いますが。ん~。どう出るかな。

Wuくんは逆に、弾くにつれてどんどん調子を上げていったように聴こえました。(といっても、途中ちょいちょい聴いていない私です💦)
いずれにせよ、約50分間ずっと集中を保ち続けるって、大変ですね。
それも、自分で決めたプログラムではなく、設定された枠組みの曲を並べる中で。

Yangくん、やはり2015年ショパコンで鮮烈な印象を残した、あのトニーくんでした。
人懐っこい少年から、ちょっと苦みばしった青年になっていましたよ。
ロマンティックな歌心、健在。
彼のチャイコ「ドゥムカ」は感動モノでした。また彼の演奏を聴きたい!

幕間に、審査員へのインタビューが挟み込まれていましたが、
「プログラムの組み方の良し悪しは問わない。個々の曲の完成度を見る」
といった発言があって、へえぇ~と思いました。
浜松国際では、何よりもプログラム構成がまず大事!と力説されていたので。
でもまあ、チャイコンの課題曲はかなり縛りがキツイですから、そんなことは考慮できないということでしょうね。

今朝は録画で、やはり2015年のショパコンで活躍したシシキンくん(Shishkin Dmitriy ロシア27歳を聴きました。
クリアな音色、見事な指さばきを堪能。
ラストの「ラ・カンパネラ」は圧巻でした。
逆に、もしかすると、曲目ごとの差は、あまり感じられなかったかも。
でも、プログラム構成は問わないなら、これはあまり関係ないのかな?

さて、
今日は日本時間18時から、シドニー国際優勝のググニンくん(Gugnin Andrei ロシア)浜松優勝のガジェヴくん(Gadjiev Alexander イタリア)と、有力者が続きます。
ググニンくんの曲目には、ショパンop.25-1エオリアンハープ も。
楽しみです。

6月から始まるチャイコフスキー・コンクールの出場者が発表されました。
ピアノ部門のコンテスタントが25名。
なんだか見覚えのあるお名前ばかり……と振り返ってみたら、
記憶にあるだけでも、次の12名を拙ブログに載せてました。

Piano: 6/18-27 @モスクワ
  • Broberg Kenneth / USA  ⇒クライバーン国際ピアノコンクール2017 第2位(
  • Gadjiev Alexander / Italy ⇒浜松国際ピアノコンクール2015 優勝(
  • Geniushene Anna / Russia ⇒リーズ国際ピアノコンクール2018 ファイナリスト(
  • Gugnin Andrei / Russia ⇒シドニー国際ピアノコンクール2016 優勝()、協奏曲コンサート2016(
  • Daneshpour Sara / USA ⇒ルービンシュタイン国際コンクール2017 第3位(
  • Liu Xiaoyu / Canada ⇒ ルービンシュタイン国際コンクール2017 ファイナリスト(
  • Melnikov Alexey / Russia ⇒浜松国際ピアノコンクール2015 第3位(
  • Xie Ming / China ⇒ シドニー国際ピアノコンクール2016 セミファイナリスト(
  • Tarasevich-Nikolayev Arsenij / Russia ⇒ シドニー国際ピアノコンクール2016 第2位(
  • 藤田真央Fujita Mao / Japan ⇒リサイタル2018()クララ・ハスキル国際ピアノコンクール 優勝
  • Shishkin Dmitriy / Russia ⇒ショパン国際ピアノコンクール2015 第6位()、ジュネーブ国際音楽コンクール2018 優勝
  • Yang Yi Ke / Canada ⇒ ショパン国際ピアノコンクール2015 第5位()?【追記】すでに知っているのは「Tony Yike Yang」さん。今回のコンテスタント「Yang Yi Ke」さんと同一人物かどうか、ちょっと確信が持てません。

他の楽器にも日本の方々のお名前が。。。


Violin: 6/18-27 @モスクワ
  • 北川千紗 Kitagawa Chisa / Japan
  • 毛利文香 Mohri Fumika  / Japan (→
  • 服部百音 Hattori Monè / Japan

Cello:  6/18-27 @サンクトペテルブルグ
  • 佐藤晴真 Sato Haruma / Japan
  • 上野通明 Ueno Michiaki / Japan(→
  • 水野優也 Yuya Mizunо / Japan

Woodwinds (Flute):   6/19-27 @サンクトペテルブルグ
  • 齋藤志野   Saito Shino / Japan

Brass Instruments (Tuba):   6/22-27 @サンクトペテルブルグ
  • 夏目 友樹   Natsume Tomoki / Japan
2019-05-14 (1)

それにしても、管楽器の種類も多くて、参加者の人数に驚かされます。
ピアノ、ヴァイオリン、チェロ 各25名 計75名
声楽、男女各30名、 計60名
Woodwinds:フルート、オーボエ、クラリネット、バスーン 各12名 計48名
Brass Instruments:トランペット、フレンチホルン、トロンボーン、チューバ 計48名

ええと、全員あわせると……225人!
宿泊場所、練習場所、スケジュール管理、などなど……きっと大変でしょうね。
同じような日程で同時開催というのにも、びっくりです。


【追記】
下書き保存のつもりが公開になってしまい、5/14の15時過ぎから20時ごろまで、不完全な情報がアップされていました。現在は加筆済みです。すみませんでした。

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