PIOピアノ雑記帳

ピアノ、音楽関連の話題を主とした雑記帳blogです。

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209年5月25日(土)14:00〜15:00
@ヤマハミュージックメディアバイカウント

オルガン:山口綾規

《演奏曲目》
1~3は山口綾規編曲、4は江口弘子編曲
  1.  おもちゃの兵隊の行進(キューピー3分クッキングの曲 イエッセル作曲)
  2.  リベルタンゴ(ピアソラ作曲)
  3.  虹の彼方に(映画音楽「オズの魔法使い」より) 
  4.  ハナミズキ(一青窈の歌 『Organ Favorites 第2巻』より)

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バイカウントとは、
イタリア製の電子式オルガン、viscount のこと。
ヤマハが直輸入して販売しているそうで、そのショールームが会場でした。
演奏されたのは、ショールームに10台(!)展示されている中で一番大きいオルガン、Unico400。 
鍵盤は三段で、ストップ用のボタンがいっぱいついている機種です。
(上の画像には写っていません……終演後は人だかりになっていたので)

曲を弾いてから、その曲に使われていたオルガンならではのテクニック、
音色や音量の変化のさせ方などを解説してくださる、という方式。
目からウロコのお話、満載でした。
この催し、「オルガン・エンターテインメント(6/23@川口リリア)」のプレ講座でもあります(詳しくはこちら)。

なぜ鍵盤が三段も?腕は二本なのに?
  • 音量を変えるため →メイン鍵盤(音量最大)は二段目だったり下段だったり、機種で異なる。
  • 音色を変えるため →オーケストラのような効果が。ざっくり言って「笛の音(整った素直な音色)=黒い文字のストップ」「ラッパの音(牙をむく音)=赤い文字のストップ」に分けられる。
  • 音程を変えるため →ストップには数字でパイプの長さ(=音程)が記載してある。「8」が普通。「32(パイプの長さが32フィート・最低音)」まである。

音量を変える方法は?
  • 鍵盤の段のどこを弾くか、手と足のどちらを使うかで調整する。
  • ストップで音色を変えることで音量も調整する。
  • オクターブで音をとることで、音量を上げる。
  • 足鍵盤の低音の方なら、音階がはっきりしないので、隣の鍵盤と合わせて踏んでもよし。
  • 長く音を伸ばすと、アクセントがついて聞こえるので、リズムで音量効果も出せる。

音色の変え方は?
  • 鍵盤両脇に並んでいるストップを直接押す。
  • 組み合わせパターンを記憶させたボタン(手鍵盤のすぐ近く)を押す。
  • 両手がふさがっているときは、足鍵盤の近くにあるストップを足で押す。
  • 分数表示のストップは音程を変化させる(ドがソになる等)ので、こういうストップを組み合わせると、1つの鍵盤を押しただけで和音が出せる

オルガンの活躍の場は?
  • 伝統的には教会。宗教音楽。
  • でも、今は電子オルガンが個人で買える時代。もっと幅を広げていい。
  • かつては大阪のホールのオルガンで六甲おろしを演奏して、音楽界に苦言を呈されたこともあるが、今はもう時代が変わったはず。
  • ハモンドオルガン、シアター・オルガンなど、いろいろな種類のオルガンがある。個人的には、無声映画の時代に使われたシアターオルガンの魅力を追求していきたい。

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ここで
山口綾規氏、ラジオ出演のお知らせ

6月2日(日)12:00-12:20 文化放送ラジオ
6月のリサイタルについて話すとともに、
自身の編曲で、武田真治のサックスとも共演予定とか。
楽しみです♪

未来に羽ばたく新進気鋭ピアニストによる平日午後の演奏会
2018年9月21日(金)12:30開演 (終演13:40頃?)
ピアノ:五味田恵理子
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<プログラム>

グリンカ=バラキレフ:ひばり
シューマン=リスト :献呈 S.566 R.253
ショパン:ワルツ Op.34-3 へ長調
ショパン:ワルツ Op.post ホ短調 
ショパン:スケルツォ 第2番 Op.31 変ロ短調
          休 憩
カッチーニ=吉松隆:3つの聖歌(左手のための)より
      アヴェ・マリア 
スクリャービン:左手のための小品より ノクターン Op.9-2
リスト:巡礼の年 第2年「イタリア」より
    ダンテを読んで〜ソナタ風幻想曲
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所用のため、最後のリストは聴かずに退室してしまったのですが、
柔らかい音色でじっくり語りかけるかのような音楽づくり、とても好感が持てました。

ステージの前日、人生初のぎっくり腰を「やってしまった」ため、よちよち歩きになってしまう上、きちんとお辞儀が出来ないとの事前釈明会見(?)がありましたが、まったく不自然さは感じられないステージマナーでした。ステージに立つとまさに「火事場の馬鹿力」となってしまうことは想像に難くありませんけれど、後日、無理が祟ったりしないかなあ、とちょっと心配になりました。

印象深かったのは、
冒頭の「ひばり」、そして左手の演奏曲目です。
どちらも、ピアノをじっくり歌わせ、会場隅々にまで音楽を伝えている感に満ちていました。
左手のための曲目をレパートリーとしたのは、演奏者からの曲目メモによると、
「私が大学院生だった時、アクシデントにより右手親指の骨が砕けるという不幸に見舞われ、もう二度と両手でピアノを弾くことはできないかもしれないという、絶望のどん底に突き落とされました」
という経緯で、とのこと。
「それらの作品は、幸い再び両手が使えるようになった今でも宝物です」
と書かれていますが、左手のみでの演奏経験は、結局のところ、彼女の音楽表現にとってプラスになったに相違ないと感じました。

友人の古くからの知り合いの方が演奏されるということで、
久しぶりに横浜イギリス館へ足を運びました。

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あいにくの雨の一日でしたが、
窓の外には、庭園の中に咲き残ったバラやアジサイ、ユリの花が見え、
ピアノの音ものびやかに響いていました。
ピアノ教室を主宰されている先生方4名による、お弟子さんたちの発表会を締めくくる講師演奏のコンサート。
大曲ぞろいの中にも、演奏される方の個性が光り、面白く拝聴いたしました。

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音楽鑑賞の後には、2階部分の異人館の雰囲気も楽しめて、
ゆったりとした、いい時間が過ごせました。
誘ってくれた友人に感謝。

無料で若手演奏家の演奏が聴けるというシリーズ、
いつの間にかもう57回も回を重ねていました。
仕事の前に久しぶりに足を運んでみたら、いろいろと変更があることに気づきました。

  • 入場可能が「4歳以上」に(以前は年齢制限なしで、同伴の赤ちゃんが大泣きし、休憩時間に客席でトラブルが起きたことも)
  • 出場者選抜のためのオーディションが催された(2018-2019シーズンより開始。今回はそのシリーズ初回)
  • 演奏後に「♪出演者の素顔が知りたいコーナー」というものが置かれ、インタビュアーが舞台に登場(以前は、演奏前の「紹介」として、企画を立てたプロデューサーが演説をぶってたかも?)
  • そのインタビューで「ロビーで演奏者と写真が撮れますよ」と宣伝(びっくり)

客席も、以前より埋まっているように感じました。
いろいろ検討を重ねて、地元に根付いてきたということでしょうか。
平日昼間ですから、当然のことながら平均年齢はかなりお高め。
でも、だからこそ、演奏者の身内だらけ、ということはないでしょう。
そんな会場のみなさん、集中して聴いていることがよくわかる演奏会でした。

教育系の大学と音大の大学院を出て、海外のセミナーなども受け、今はピアノ教師として、またアマチュア合唱団の伴奏ピアニストとしても活躍されているという演奏者・荒さん、
インタビューで、しっかり自分の言葉で語っておられたのが印象的でした。
キラキラ輝くゴージャスなドレス、それも前半と後半でお召し替えされたのも、
聴衆の皆様に対する敬意の表れなのだなあと、その意図が感じられました。
このあたりにも、演奏者の人柄が出るものですね。
特に第2部の2台ピアノ、念入りに準備されたことのよくわかる充実した内容で、心惹かれました。
(下の画像は終演後のホール出口付近。この右側で記念撮影会が行われていました)
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≪プログラム≫
  • モーツァルト:フランスの歌「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲(きらきら星変奏曲)K.256
  • ベートーヴェン:ピアノソナタ第14番「月光」嬰ハ短調 op.27-2
  • ショパン:幻想ポロネーズ op.61
~休憩~
  • ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 op.43 (2台ピアノ使用)
(インタビュー後のアンコール)リスト:愛の夢


≪演奏≫ ピアノ:荒 由香里 
 (第2部のオーケストラパート演奏:田村瑞記)

2018年5月18日(金)12:30開演 14:00終演 
@大田区民ホールアプリコ大ホール

友人が所属するピアノ・サークルの演奏会。
5年に1度という、サントリーホール(小ホール・ブルーローズ)での会に足を運びました。
さすがに50名の演奏すべてを聴く体力はなく、3部制のうちの第2部のみ。

驚いたことに、ピアノ・ソロの演奏は全員が暗譜。
それも、途中で止まるような方は一人もいらっしゃらないというレベルの高さで、この演奏会にかけるお一人、お一人の思い入れが伝わってきました。
おそらく、音楽大学を卒業された方々も多々、ちゃんと入場料をとるようなリサイタルを開催されている方々も複数名いらっしゃるとお見受けしました。

でも、プロとかアマとか関係なく、メンバー同士がお互い尊重しあっている雰囲気も伝わってきて、いいなあと思いました。
また、多少のミスタッチがあったとしても、年齢を重ねた方々の演奏には味があって、
若手の達者な演奏よりも印象深く感じたりもしました。

日本音楽コンクールのTV番組でも、コンクール応募者の数、また会場の聴衆の数でもピアノ部門が群を抜いているとの説明がありましたが、このサークル演奏会でも同様のことを感じました。
聴衆の人数も多く、本格的なリサイタルのムード満点。
そんななか、個性を発揮しての演奏をされた皆様に拍手を送ります。
(画像は六本木一丁目駅のイルミネーション。背景には水が流れています。)
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東日本大震災復興応援イベント
第七回 中国音楽愛好者の集い

親しい友人が、2011年の第1回以来ずっと出演し続けている会、今年も聴きに行ってきました。
年々、会の規模が大きくなっているようで、今年は32組、延べ125名の参加だったとか。
それに比例する形で、観客数も増え、ずいぶんと盛況でした(私も全部は聴けませんでしたが)。
ホームページの案内には

二胡、琵琶、揚琴、古箏、笛子、笙、歌などのソロ、デュオ、トリオ、それ以上の人数の合奏と、バラエティに富んだ演奏を披露します。年々レベルアップする演奏が楽しみ。

とありましたが、まさにそのとおり。
印象に残った点を列挙してみると……

 音程、大事です!その意味で、身の丈にあった曲目選びもまた重要。「テクニックご披露!」とばかりに背伸びした選曲をしても、聴き手からするとイタイということに。。。私自身も肝に銘じたい。

 若い世代、特に小学生の「鉄板の音程」お見事でした。やはり早期教育が功を奏すのかなあ。

 ひとりよがりの演出よりも、曲そのものを深めることのほうがず~っと大事。

 演奏者の念、思いは、オーラとなって会場に広がります。

画像は休憩時間中の舞台転換。洋琴、古筝といった楽器が珍しくて……。
中国楽器ともなれば、会場の備品としては存在しないのが普通で、個人持ちの楽器を運んでの発表となるそうです。ほんとにみなさま、お疲れ様でございました。素敵な会をありがとうございました。
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知り合いの方がステージに立たれる……ということで、行ってまいりました。
モーツアルト作曲「フィガロの結婚」から抜粋した歌を
ステージ上で演技もしつつ、ソロで、デュオで、トリオでの発表。
みなさま、実に達者な演技で、また衣装も目に鮮やかで、
もちろん、生の歌声も朗々と、
生き生き、堂々と歌われていて、こちらも爽やかな気分になりました。

つくづく、
立ち姿、姿勢って、大事ですね。
指導された先生方が
「聴き手の前に立って歌う」「客観的に自分の姿をイメージしつつ歌う」
ということの重要性を強調されてましたが、
オペラ歌手に限らず、音楽をものする者に共通の留意点かもしれません。

会場の大森という土地が、
もともと海岸で、江戸時代以来の海苔の産地だということは、
知識として知ってはいましたが、町並みや案内板を見て実感。納得。
いろいろ発見があって、
がんばって(必死で仕事に一区切りつけて…)足を運んだ甲斐がありました。

2017-06-17


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