PIOピアノ雑記帳

ピアノ、音楽関連の話題を主とした雑記帳blogです。

カテゴリ:コンサート等のレビュー > デュオ・リサイタル(鍵盤楽器あり)

2020年8月25日(火)19:30~20:45
ヴァイオリン:植村太郎
ピアノ:文京華

<プログラム>
  • D・ミヨー(ハイフェッツ編曲)ブラジレイラ
  • G・ルクー ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調 第1楽章
  • A・マミャール ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト長調 Op.13
  • M・ラヴェル ツィガーヌ
  動画はこちら

2020-08-25 (5)

時間が時間だけに、家族も巻き込んでTVにつなげて視聴。
あまりクラシックを聴かない家族も
「なんか、本格的だな~」
とか言いながら、思ったより楽し気に視聴していました。

文京華さんは、ツイッターの「質問箱」の回答が秀逸で、おススメの方です。
演奏も、キリリと締まったハンサムな音楽でした。
なかなかお洒落なプログラム、一家で楽しませていただきました。


2020-08-25 (4)

6月28日のコンサートの様子を7月5日にアップしてくださってます。
@SOLsberg音楽祭の会場、Olsberg Convent Church(スイス)。
当初の予定からの変更もあったようですが、ちゃんと観客を入れて開催された模様です。

チェロ:SOL GABETTA,
ピアノ:SEONG-JIN CHO



そのブログラムがこちら

Ludwig van Beethoven (1770–1827)
Sonate Nr. 3 A-Dur für Violoncello und Klavier, op. 69 (1808)
-
Allegro, ma non tanto
Scherzo. Allegro molto
Trio Adagio cantabile
Allegro vivace

Felix Mendelssohn (1809–1847)
Lied ohne Worte(Song Without Words) in D Major for Violoncello and Piano, op.109 (1845)


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ソル・ガベッタというチェリストの方、全く存じませんでしたが、
このフェスティバルの主催者のようです。
堂々とした演奏をされます。

そして、ソンジンくん。
素晴らしい。
一音一音に、まさに命の息吹を感じます。
格調高いアンサンブルに、じーんときました。

LIVE配信:2020年6月28日14:00開演
@浜離宮朝日ホール

ピアノ:務川慧伍 反田恭平

<プログラム>
ラモー : ガヴォットと6つのドゥーブル
Rameau : Gavotte et 6 doubles(務川慧悟)
ラヴェル : スペイン狂詩曲
M.Ravel : Rapsodie espagnol(Primo 務川慧悟、Secondo反田恭平)
モーツァルト:2台ピアノのためのソナタ ニ長調 K.448
W.A.Mozart : Sonata for Two Pianos in D major K.448
(Primo 務川慧悟、Secondo 反田恭平)
ラフマニノフ:2台ピアノのための組曲第2番 Op.17
S.Rachmaninoff : Suite No.2 Op.17
(Primo 反田恭平、Secondo 務川慧悟)

アンコール
モーツァルト=グリーグ:ピアノソナタ第16番第1楽章
2020-06-28 (5)

心に沁みるコンサートでした。
事前には、反田君の方が前面に立ってのプロモーションを繰り広げていましたが、
コンサートそのものでは、務川くんの個性に反田君が寄り添っているように感じました。

冒頭のラモ―、そしてモーツァルトが秀逸でした。
非常に端正で、音色を重んじる音楽づくり。
実は、本日、義理の母の告別式と重なるLIVEコンサートとなり、
オンデマンドで視聴したのですが、
こういう特別な事情もあって、古楽らしい響きを伴った端正な音楽がすっと胸に響きました。

ありがたかったです。
その意味で、俺様感が際立つと感じていた反田君を見直しました。
彼はほんと、プロデュース能力が高いのですね。さすがです。

演奏直後の
「楽しかった!」
いい言葉です。コンサートの醍醐味。リハーサルとは異なる感覚。
なるほどです。

ラストのラフマニノフ。
つい先日、角野隼斗×亀井聖矢で聴いたばかりでもあり、
どういった違いが感じられるのか、興味津々で聞きました。

「二台ピアノ曲として、僕らにとっての一生のテーマ曲」
「この曲で47都道府県に行きたい」
20台にして、このパースペクト。すごいなあ。
ラフマニノフは、ロシアに造詣の深い反田君が第1ピアノ。
やはりアピール性より、内面の深さを追求する音楽だと感じました。
付き合いの長い二人ならではの、大きなルバートも印象的。

「この一瞬にかけるのが久しぶり」
体感時間が長かったとのこと。
そして、
「遊びますか」
と始まったアンコール。可愛らしいアンコール。
なんと、繰り返しでは第1ピアノと第2ピアノを入れ替えて弾いていました。
おおお。相手パートも併せてマスターして臨む二人。さすが。

演奏者自身が楽しんでいることが伝わったコンサートでした。
聴いてよかったです。ご両名に感謝。

2020年6月20日(土)19時10分開演 21時終演
@浜離宮朝日ホールにて無観客配信(実は録画配信だった)

ピアノ:角野隼斗、亀井聖矢

<プログラム>

チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」 Op.71a (2台ピアノ)1st角野 2nd亀井

~休憩~

バッハ:半音階的幻想曲とフーガ(亀井ソロ)
ショパン:スケルツォ第1番(角野ソロ)
リスト:ラ・カンパネラ(亀井ソロ)
サンサーンス=リスト:死の舞踏(角野ソロ)

~休憩~

ラフマニノフ:組曲第2番 Op.17(2台ピアノ)1st角野 2nd亀井

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すごい実力者である若者二人の共演。
さすが、その技術力、熱量の高さと集中力に圧倒されました。
視聴者数の多さもあったのでしょうが、当初、画質も悪くて動作がカクカク、音質もよくなくて焦りました。
幸い、アーカイブでは修正されて、視聴可能期間も延長される予定とのことです。ほっ。
本日中であれば、まだ視聴券が購入可能とのこと、おすすめです。

すべて聴きどころではあるのですが、
個人的には、ソロの第1曲目、亀井君のバッハにびっくりしました。
聴かせどころ満載の演奏でありながら、正統派感にあふれた洗練さも持ち合わせているって、なかなかできることではないと思います。

それから、画像にもあげたトイピアノ、
「くるみ割り人形」のチェレスタの音色としてまさにドンピシャ。
Twitterでも、頻繁にトイピアノを演奏していた角野くんならではの仕掛けですね。お見事。

休憩時間中は、楽屋トークまで披露され、
角野君が言っていたとおり
「ドキュメンタリーを楽しむように見てください」
という感覚でした。
楽しめました。
2020-06-20

実際には収録済みのものを配信していたため、
今日は、演奏者二人も観客気分で視聴していたとのこと。
そのまま、終演後すぐにその場から二人でYouTube配信という小粋な計らいも。
なんとも素直で自然体の二人のトークから、
ファツィオリのピアノで、チャイコフスキー「白鳥の湖」を連弾でアンコール演奏。

2020-06-20 (1)

サプライズに満ちた、それでいて正統派のコンサート、堪能いたしました。

Beethoven and More! クラシック音楽の夕べ
佐藤俊介&スーアン・チャイ オンラインリサイタル

▶ フェルディナント・リース:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op. 38 No. 3
▶ ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番 ヘ長調 Op. 24

ヴァイオリン:佐藤俊介
フォルテピアノ:スーアン・チャイ
(オランダの自宅から)
2020-06-17 (4)

ペダルが6本ある、1820年、ベートーヴェンの時代のフォルテピアノです。
スーアン・チャイ(SHUANN CHAI)さんのホームページにちゃんと記載されていました。

フェルディナント・リースの作品って、初めて聴きました。
ちょうど読んだばかりの『ベートーヴェン捏造』の著者、かげはら史帆さんの新作が、このフェルディナント・リースに惚れ込んでいらして、新刊はまさに彼がテーマとのこと。
なるほど。
正統的古典派、という趣で、躍動感にあふれる曲想でした。
とっても魅力的に響いたのは、演奏者の力量に負うところも大きいのでしょうけれども。

ベートーヴェンのスプリング・ソナタもまた、お見事でした。
さすがはご夫婦、息もぴったり。
スーアン。チャイさんは、ベートーヴェン時代の音楽の研究者でもあるようです。
彼女のあったかい笑顔にも惹かれました。

オランダのご自宅から、こうやって配信できてしまうなんて、考えてみたら、すごいことです。
調布国際音楽祭のホームページはこちら。



「アーカイブ」のページに飛べば、配信済みのものが後追い視聴できます。
なんともありがたい!おすすめです。

以前、ご紹介した崔理英さん(→過去記事)が、月末に催されているコンサート、
今回はライブ配信で開催くださいました。
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 パートナーのマリンバ奏者、中田麦さんとのデュオリサイタルです。
マリンバの演奏をこんなにがっつり拝聴したのって、初めてかも。
ステキな音色に胸キュンキュンでした。
ライブ配信で、ここまで音質も画質も、演奏内容も完成度が高いって、凄いと思います。
おすすめ!

<プログラム>
10:48 野田雅巳 / 黒い馬  
19:50 サン=サーンス / 白鳥
24:15 ショパン / 子犬のワルツ
36:22 クライスラー  / シンコペーション
43:55 フォーレ / 夢のあとに
53:28 モンティ / チャルダッシュ
1:01:05 リムスキーコルサコフ / 熊蜂の飛行(アンコール)
1:08:38 クライスラー  / シンコペーション(アンコール)


 
こんなアングル、初めて見ました。
マリンバ演奏を真上から!

2020-04-26 (3)

来月も配信していただけると嬉しいです。

昨日は、音楽事務所・KAJIMOTOの企画で、こんなネット配信もされていました。

ホンマこんなときやけど やっぱ(音楽)好きやねん
TV WINTER END PARTY 2020 “Zasso Damashey” organized by KAJIMOTO


6時間以上に及ぶ長丁場で、
いろいろと野暮用も入っていたため、LIVEでは聴けなかった(……というか、たまたまLIVEに接続したときにはコマーシャル的な映像場面だった)のですが、
さきほど、アーカイブで聴いてみました。
ここ2日ほど、取り上げてきたお二人も出演されていました~。

こちら

からご覧ください。
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<曲目>
クライスラー:愛の悲しみ
クライスラー:シンコペーション
チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ


大勢の音楽家の方々とともに楽し気な雰囲気で、
お酒もちょっと入っていたりしたこともあって、
3日前、2日前と同じ曲目でも、もっとハジケている感じでした。
そんな場でも、二人で共に楽しんじゃってる感じ、ほんと羨ましい限り。

ほんわかムードで、ハジケるクラシック音楽。
ううむ。
実はなかなか巡り合えないセッションだったのかも。

成田達輝&萩原麻未夫妻の Facebook Live、先ほど終わりました。
Vividな音声、画像とは言えませんでしたが、
一度などは、配信冒頭部に巻き戻されてしまいましたが
(我が家のネット環境の悪さもあるかも)、
その分は想像力で充分に補える、いや、想像力を掻き立てる、
素晴らしい演奏でした。
そして、和やかで温かいお二人のほんわかムードに癒されました。

ありがとうございました。
2020-02-29 (4)
<演奏曲目>

エルガー:愛の挨拶
クライスラー:プレリュードとアレグロ
クライスラー:愛の悲しみ
グラナドス=クライスラー:アンダルーサ
アルベニス:タンゴ
チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ

久石譲:人生のメリーゴーランド(「ハウルの動く城」より)
サラサーテ:アンダルシアのロマンス

マスネ:タイスの瞑想曲


【追記】
YouTubeでライブ配信するには、1000人のチャンネル登録者が必須なのだそうです。
ステキな音楽を安定した配信で聴ける日が早くきますように。
皆様も登録お願いします。
成田達輝さん登録チャンネル 

このお二人が、今日2月29日の21時から
FBで無料LIVE配信をしてくださるそうです。
成田君のFBアカウントに行けば、見られるのかな?
(肝心のところがよくわかりません💦)

2020-02-28 (4)
必見、必聴!
お二人のほっこり仲良しぶりにも癒されますよ💛

な~んて断言してしまうのは、
昨日のテスト配信を聴いたからです。
(上記画像もその配信から切り出しました)

<昨日2/28の演奏曲目>

パガニーニ:24の奇想曲より第一番(Vnソロ)
チャイコフスキー:「懐かしき土地の思い出」第3楽章メロディー(Vn&Pf)
ウィリアム・クロール:バンジョーとフィドル
クライスラー:シンコペーション

3曲目の作曲者・クロール氏は、アメリカ、カーティス音楽院の方。
成田達輝くんが以前使っていたヴァイオリンのグァルネリ・デル・ジェズ(カナダの方から3年半貸与)は、元々このクロール氏が使っていたらしいという縁で、二人で弾き始めたのこと。
「バンジョーとフィドル」は、達輝くんの師匠カントロフ氏、麻未さんの師匠ジャック・ルヴィエ氏のデュオによる演奏が有名でもあるんですって。
達輝くん&麻未さんの演奏の息の合いっぷりも、お見事でした。
2020-02-28 (2)

クリスマス・コンサート〔オール・バッハ・プログラム〕
2019年12月13日(金)19時開演 20時55分終演
@王子ホール

バンドネオン:三浦一馬
ポジティブ・オルガン:山口綾規

<プログラム>
第1部 バンドネオン無伴奏
  • パストラーレ へ長調 BWV590
  • イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV807より ジーグ
  • オルガン協奏曲 イ短調 BWV593より アレグロ
  • 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004より シャコンヌ
~休憩~

第2部 バンドネオン&ポジティブ・オルガン
  • 「目覚めよ、と呼ぶ声あり」BWV645
  • クリスマスの歌によるカノン風変奏曲「高き天より、われは来たれり」BWV769
  • 18のライプツィヒ・コラールより2曲「いと高きにある神にのみ栄光あれ」BWV662 / BWV664
  • 27のコラールより「最愛のイエスよ、われらここにあり」BWV731
アンコール
  • シェメッリ讃美歌集より「まぶねのかたえに」
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バンドネオンといえば、テンポを揺らして自由闊達に演奏する楽器。
ノリのよい即興演奏が定番!
といった認識だったので、
かっちり定型を守った音楽を、正装して演奏するという今回のスタイルに、まずびっくりしました。

そして、バッハの端正な音楽を生き生きと表現する演奏に、またびっくり。
第1部は、まさにバンドネオンの表現力の幅、可能性を披露するといったムードでした。
ご本人、プログラム中に次のような一文を載せています。

包み隠さず正直に言えば、バッハの作品と向き合うとき僕は、そのあまりに大きな存在に「尊」や「畏」といったような語では表せないほど圧倒され平伏せられ、自分が如何に小さく無力であるかということを思い知らされる。

それでも僕がこうしてバッハを弾こうと思うのは、それを差し引いても余りある壮大な、”宇宙”ともいうべき世界に魅了され惹きつけられ、いつえいかそこへ、強力な引力と共に引き込まれていく自分に気付くからである。

今宵の2時間、このバンドネオンという楽器で出来うる最大限のキャパシティをもって、真正面から向き合いたいと思っている。


なんとも真摯な言葉。
そして、第2部では、超絶技巧の披露ともいえた第1部とはうってかわって、単旋律を実に美しく歌い上げるバンドネオンの世界でした。
オルガンとの協演、音色が実に見事に響き合い、お互いに引き立てあっていました。
考えてみれば、ともに「風を送り込んでリードを動かす」楽器同士ですものね。

まさに「音楽に奉仕する」ような二人の世界。
宗教的なハーモニーを聴いていて、敬虔な気持になりました。
なるほど。
確かに蝶ネクタイ正装が似合う世界です。

まったくトークなしのバンドネオンコンサートって初めてだったかもしれませんが、
それも納得の世界でした。
やはり、大バッハって、すごいな。

2019年10月20日(日)14:30開演 16:15終演
@スタジオひらり

ヴァイオリン:  西本幸弘 
ピアノ :  北端祥人
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〈プログラム〉
エルガー:
    愛の挨拶
 気まぐれな女

 夕の歌

 朝の歌
ベートーヴェン:
    ヴァイオリン・ソナタ第5番 スプリング・ソナタ

ブラームス:
     ヴァイオリン・ソナタ第1番

アンコール
アイルランド民謡/クライスラー編曲
 ロンドンデリーの歌

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こぢんまりした素敵なお部屋でのサロン・コンサート。
自宅から徒歩圏にこんなスペースがあったとは。
Twitterで流れてきた情報で知り、出演者の方と直接やり取りしてチケット確保。
初めて踏んだ手順です。

最前列で鑑賞しました。
ピアニストの体の動き、目を皿にしてガン見した私です。
この至近距離で、全くキコキコ音を感じない見事なヴァイオリンでした。
仙台フィルのコンサートマスターのかた。
ピアノは、3年前の仙台音楽コンクール 入賞者。
このコンクールがご縁で、デュオ活動を始められたとのこと。 

演奏会後のお茶会も、楽しい時間でした。
友人2人とてくてく駅付近までかえってくると、今日はジャズ・フェスティバルとの掲示が。
駅前商店街にはジャズの生演奏が響いていました。
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音楽三昧の日曜日となりました。

ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会Ⅲ
@東京文化会館 小ホール

2019年4月10日(水)19:00開演 21:05終演

ヴァイオリン:郷古廉
ピアノ:加藤洋之

<プログラム>

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 Op.47 ≪クロイツェル≫
 Ⅰ.Adagio sostenuto-Presto
 Ⅱ.Andante con variazioni
 Ⅲ.Presto

~休憩~

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第10番 ト長調 Op.96
 Ⅰ.Allegro moderato
 Ⅱ.Adagio espressivo
 Ⅲ.Acherzo.Allegro
 Ⅳ.Poco allegretto
(アンコール)
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲


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ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタって、10番までなのですね。
ピアノ・ソナタは32番まであるのに。

クロイツェル・ソナタは、冒頭のヴァイオリン・ソロから、ぐぐっと引き込まれました。
聴衆を惹きつける集中度、相変わらずすごいです。
芸術性の高いクロイツェル、堪能いたしました。

ヴァイオリン・ソナタ10番って、初めて聴いたかも。。。
作品番号の数字から見て、後期の作品ですが、ヴァイオリンのパートには派手さ、華やかさ、超絶技巧といったものはあまり感じられず、どちらかというと地味な印象。
ピアノ・パートの方が、技巧を凝らしているように感じました。
でも、そんな曲だからこそ、単旋律を奏でるヴァイオリンの歌心が、その音色が心に沁みました。

そして、圧巻だったのがアンコール。
アンコール・ピースなんてものではありません。
曲の長さからも、深さからも、プログラムの目玉曲ともなるべき存在感。
ピアノもヴァイオリンも技巧たっぷり。
曲想の揺れ幅というか、色の変え方のスケール感もお見事。
切れ味のよいスタッカートと、郷古君ならではのキレキレのリズム感、
すばらしい指さばきで軽やかに、しっかりと支えるピアノ。
圧巻でした。

ベートーヴェン・チクルスのフィナーレを飾るにふさわしい祝祭感とともに締めくくられたリサイタルでした。


さて、このお二人の今後ですが、
「郷古廉(ヴァイオリン)&加藤洋之(ピアノ)は、東京・春・音楽祭2020から新企画を始める予定です」
とのこと。
その内容の発表を楽しみに待つことといたしましょう。

2019年3月11日(月)19時開演 21時終演
@紀尾井ホール

<プログラム>
ヨハネス・ブラームス作曲
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78「雨の歌」
 第1楽章 ヴィヴァーチェ・マ・ノン・トロッポ ソナタ形式
 第2楽章 アダージョ 3部形式
 第3楽章 アレグロ・モルト・モデラート ロンド形式

ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.100
 第1楽章 アレグロ・アマービレ ソナタ形式
 第2楽章 アンダンテ・トランクィロ~ヴィヴァーチェ ロンド形式
 第3楽章 アレグロ・グラツィオーソ ロンド形式

~休憩~

ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108
 第1楽章 アレグロ ソナタ形式
 第2楽章 アダージョ 3部形式
 第3楽章 ウン・ポコ・プレスト・エ・コン・センティメント 3部形式
 第4楽章 プレスト・アジタート ロンド・ソナタ形式

アンコール
シューマン作曲:3つのロマンス より 第2番 Op.94-2 
ブラームス作曲:スケルツォ(F.A.E.のソナタより)
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艶やかな夜でした。
プログラム・ノーツから引用します。

ブラームスのヴァイオリン・ソナタの特徴は、ヴァイオリンとピアノが音量面でも技術面でも完璧な均衡を保っていることである。ピアノは決して音量でヴァイオリンを圧迫せず、ヴァイオリンは単音でも重音でも楽々と響くように書かれている。情熱的で力強いパッセージでも激しく競い合うのではなく、互いの主張をバランス良く表明し合う。(ひのまどか氏による)

そのとおりの音楽世界が展開されました。
ブラームスって、すごいなあと改めて思いました。
第3番の短調の世界こそブラームスの真骨頂!と思っていたのですが、それだけでなく、1番や2番の長調の穏やかさ、愛らしさもいいなあ、と。

川久保さんは光沢のあるエメラルドグリーンの華やかなドレス。
小菅さんは黒のドレス。
お互いの信頼感のオーラのようなものを感じました。

小菅さんのセンスが凄いです。
アンコールのシューマンは私もピアノパートを担当したことがあるのですが、まるで別物、別世界で、びっくりしました。
ヴァイオリンに共鳴して出たり引いたりする波が、揺れが、流れの作りが。

ヴィオルトーゾ、技巧性ではなく、音楽性で聴衆を惹きつける力、さすがの二人でした。

ジャン=ジャック・カントロフ ヴァイオリンリサイタル

2019年3月1日(金)18:45開演  20:45終演
@宗次ホール

〈プログラム〉
ラヴェル : ヴァイオリン・ソナタ(遺作)

ジェダルジュ : ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 Op.19
  Ⅰ. ラルゴ・リテヌート-プレスト・コン・フォーコ
  Ⅱ. アンダンテ・コン・モート
 Ⅲ. モルト・ヴィヴァーチェ

グロヴレーズ : ヴァイオリン・ソナタ ニ短調
〜親愛なる師ガブリエル・フォーレに捧ぐ〜
 Ⅰ. グラーヴェ-アニメ-アダージョ・マ・ノン・トロッポ
 Ⅱ. アレグレット・スケルツァンド-アレグロ・マ・ノン・トロッポ

フォーレ :  ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ホ短調 Op.108
 Ⅰ.アレグロ・ノン・トロッポ
 Ⅱ. アンダンテ
 Ⅲ. フィナーレ: アレグロ・ノン・トロッポ

アンコール
サン=サーンスとも縁のあるヴァイオリニストにして作曲家の手になる小品(カントロフ氏による紹介では「カンツォネ」と聞こえたような?)

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 お仕事絡みで名古屋に来ています。
せっかくのチャンス!と、リサイタルにも足を運んでみました。

カントロフ、1945年生まれ。
2012年よりヴァイオリストとしての活動を止めていたが、2017年春より再開した、とのこと。
実にあったかい音色で、会場全体を包み込むような自然な流れを作るかたでした。

でも、私にとって衝撃だったのは、ヴァイオリンよりもピアノのほう。
巨匠の演奏でした。
二階席から、腕や身体や指の使い方をじっくり見ることができて、ひたすら驚嘆。

上田晴子さん、アンコールを紹介するカントロフ氏のフランス語を同時通訳もされていました。
アンコールは、「二度あることは三度ある」の実現だよ!
今日のプログラムには、初めて聴く作曲家が2人いたでしょう。だから、アンコールで、もう1人。この人はヴァイオリン協奏曲も2曲書いていて、そのうちの1曲はエネスコとベルリンフィルが初演したんだよ。残念ながら、フランスでは一度も演奏されなかったんだけどね。

そう、今回のプログラムのテーマは
「フランス・ヴァイオリン珠玉のレパートリー」。
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忘れがたい一夜となりました。

「春、愛、恋」スプリングコンサート
〜作曲者たちの日記帳〜

2019年2月8日(金)10:30〜11:15 プレセミナー / 11:30〜12:30 コンサート 

ピアノ:梅村知世  ヴァイオリン:鈴木舞

〈プログラム〉
  • グリーグ: 「朝」(ペールギュント組曲より)pfソロ
  • グリーグ: 抒情小曲集 第3集Op.43より「蝶々」「 小鳥」「春に寄す」pfソロ
  • モーツァルト: ヴァイオリン・ソナタ 第25番 ト長調 K.301(293a)
  • シューマン: 「花の曲」Op.19 pfソロ
  • シューマン=リスト: 「春の夜」「献呈」pf ソロ
  • クライスラー: 美しきロスマリン  愛の悲しみ  愛の喜び
アンコール
  • フランク: ヴァイオリン・ソナタ 第4楽章
  • プーランク: 愛の小径 
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徐々に仕事が春休みモードになってきたので、
急に思い立って、午前中のコンサートなるものに行ってみました。
直前の申込でも、ド真ん中の席が確保できてしまうのが嬉しいです。午前コンサート。

そんな席だったこともあるのでしょうが、
浜離宮朝日ホールで、音響がいいのね♪と、改めて思いました。
ヴァイオリンの響きが、それはもう美しかったです。
小さめのホールで聴く機会が増えたため、特にそう感じたのかもしれません。

シューマン=リスト以降、
ぐぐっと集中度が高まって、会場大いに盛り上がり!
リストの力って、やっぱりすごいですね。
そして、アンサンブルの華やぎ力も見事でした。


あ、プレセミナーもありました。
PTNA(ピアノ指導者協会)の主催でもあったので、
ピアノ演奏関連テーマで考えを深めるのかな……なんて思いましたが、そうでもなく、一般的な話題(曲に標題をつけることをめぐって、かな)でした。
冒頭、ある標題を持つ曲をヴァイオリンとピアノの生演奏で聴き、その後、会場の聴衆が選択肢3つから正解を選ぶというクイズがあったのですが、なんと正解は一番得票率が低いという結果に。
(ラヴェル作曲「博物誌」より「くじゃく」)
おもしろいものです。
続きを読む

ミニコンサートシリーズ第7回
バンドネオン:西原なつき
ピアノ:小林萌里
2019年1月21日(月)20時開演 21時終演
@山口綾規スタジオ5階教室

<プログラム>
アルゼンチン・タンゴ
  • キンケラ
  • ボエド
  • トゥ パリダ ヴォス(バンドネオン独奏)
  • アジェリータ(ピアノ独奏)
  • ミロンガ デル アディオス
  • アディオス ノニーノ  等
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上記画像のバンドネオン演奏は、1年前、同じスタジオでレクチャーをして下さった方(→2018年1月25日)。今回もアルゼンチンから一時帰国されての演奏です。前回はギターと、今回はピアノとのセッション。
(1年前は曲名をメモし忘れて、リサイタルの記録は残せず。今回はがんばって曲名をメモしてみましたが、全曲とはいきませんでした。。)

ピアノの方とは、音大生時代、タンゴ専門ライブ・ハウスのアルバイト仲間として出会って以来の仲、とのことで、なるほどの息の合い方でした。
タンゴには、テンポ感、切れの良さが必要ですねえ。納得。

「楽譜通りではダメ。テンポの揺らぎが肝!」
と奏者も説明されていましたが、これ、よ~くわかります。
私も何曲かピアソラを演奏する機会がありましたが、もう、ダメ出しの嵐でしたから。

それにしても、ピアニストの方、音大でピアノを専攻されつつ在学中からピアソラの楽団を作って演奏し、アルゼンチンにも渡ってタンゴ・ピアノの集中レッスンを受け、アメリカのタンゴ・フェスティバルに参加し、今も英語のタンゴ・ピアノ教則本で練習中、とのこと。
片手間に弾けるようなものではないのですね、タンゴ。うう。さもありなん。

テンポの揺らぎが上手くハマると、共演者から「イエッサー!」と声がかかり、それが快感なのだとか。
タンゴは男性的な音楽で、場合によってはバンドネオン奏者には男装が求められるという話にもびっくりでした。

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会場設営は、前回のシアター・オルガンのときとは反対の向き。
ピアノは動かせませんものね。
ピアノも、バンドネオンも、大きな音量が出るんだなあと、これも驚きました。
アップライトのピアノも迫力満点。(演奏の際には上蓋を開けていました)

この大きさの会場、
やっぱりオルガンの音色が一番心地よいかもしれません。

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