PIOピアノ雑記帳

ピアノ、音楽関連の話題を主とした雑記帳blogです。

カテゴリ:音楽コンクール > ルービンシュタイン国際ピアノコンクール

結果が発表されました。

1st prize: Szymon Nehring

2nd prize: Daniel Petrica Ciobanu

3rd prize: Sara Daneshpour

3 Finalist Prizes: Yevgeny Yontov,Jaehong Park, Xiaoyu Liu
 
Best Performer of Chamber Music Prize: Yevgeny Yontov, 
Best Israeli Performer Prize: Yevgeny Yontov
Best Performer of a Chopin Piece Prize: Szymon Nehring
Audience Favorite Prize: Daniel Petrica Ciobanu
Junior Jury Prize: Szymon Nehring
Advanced Studies Prize: Szymon Nehring
Audience Favorite in the Periphery in Dimona: Yevgeny Yontov
Audience Favorite in the Periphery in Or Yehuda: Szymon Nehring
Audience Favorite in the Periphery in Jezrael Valley: Szymon Nehring

**********

シモン君の優勝は納得です。
しかし、パク君、シャオユー君が選外(あ、二人ともfainalist賞は受賞)とは、意外。
(追記:一部表記に間違いがあり、訂正しました)
そういえば、前回も、チョソンジン君が3位で、意外感に打たれたのでした。

このコンクール、アジア系コンテスタントに厳しい??
って思ってしまうのは、私だけではないのでは。。。
もちろん、
ネット視聴ではわからない部分が多々ある、というのも事実ですけれど。
(追記:そして、私の好みと、コンクール側の求めるところのズレということもあるでしょう。地元ヨントフ君も入賞ならなかったこと、2位のチョバーノ君は聴衆賞も得ていること、等から見ると、いたって公平な審査だとも言えますね。私、ちょっと筆が滑りました。反省。)

とはいえ、私個人としては、
素敵な演奏家に出会う機会が得られて、収穫たっぷりの2週間でした。


 

いよいよ最後のステージ、グランド・コンチェルトです。
昨日、仕事で疲れ果てて早々に寝てしまったこともあり、
今日はなんと早朝4時に目覚めたのを幸い 、早速Live視聴へGO。

2人目のサラさん、ラフマニノフ3番の終盤でした。
オケとの呼吸もぴったり。全身を使った、美しい演奏。
音も豊かに鳴っていて、女性のか弱さなど全く感じさせず、感嘆しました。

3人目は、我が注目のシャオユーくん。
プロコフィエフ3番は、彼のクリアで切れ味鋭い音にとてもよく合います。
ズンズン進んでいく推進力もいつもながらで、全楽章通して大変楽しめました。

で、この後に、録画で一人目のパクくんを聴いたのですが、
これはもう、度肝を抜かれる感じでした。
若い彼、上背もあり、体格もよくて、スケール感が飛び抜けている印象です。
やはり、コンチェルトとなると、音量がものを言いますねえ。
また、弾き姿も実に情熱的で、視覚的にも圧倒されました。

サラさんの演奏はごく一部しか聴いておらず、
パクくんのも家事をこなしつつのながら視聴でしたが、
今日の3人は、いずれも甲乙つけ難い、素晴らしい演奏だったと思います。

それにしても、
ラフマニノフのコンチェルトは聴き映えがしますねえ。
明日、一人だけこの曲を弾くシモンくん、有利かも……と密かに思ってます。

明日は開始時間が1時間早いので、2人目のシモン君を聴くには、午前3時起床?
これは、さすがに無理そうです。

真夜中から本日早朝にかけてのファイナル、ラウンドB~古典協奏曲~は、
次のような曲目でした。

パク(PARK Jaehong)君:Mozart Concerto No. 20 in D Minor, K. 466
サラ(DANESHPOUR Sara)さん:Mozart Concerto No. 25 in C Major, K. 503
シャオユー(LIU Xiaoyu)君:Beethoven Concerto No. 2 in B-flat Major, Op.19

ヨントフ(YONTOV Yevgeny)君:Mozart Concerto No. 21 in C Major, K. 467
シモン(NEHRING Szymon)君:Beethoven Concerto No. 1 in C Major, Op. 15
チョバーノ(CIOBANU Daniel Petrica)君:Mozart Concerto No. 23 in A Major, K. 488

早起き鳥のわたくし、
今朝も5時に目覚めたら、最終演奏者のチョバーノ君が終わろうとするところでした。
その後はお仕事の準備もあって、
帰宅後、仕事や家事をしながら聴きで、ざざっと聴いてみた感想を記します。

このラウンド、私の一押し演奏は、
シモンくん。
甘美な古典派。痺れました。他の方とは一味違います。

古典派は、単旋律の箇所、コロコロ転がるスケールなどがあって、
音色と歌心が問われるような気がしますが、
いろいろな音色が繰り出せて、ルバートのセンスが卓越しているのが
シモン君のように思いました。

私、第一次、二次は、時間がなくてシモン君の演奏は聴けず仕舞い、
ファイナルの室内楽は、動画撮影側の問題でうまくストリームが聴けず……と不運続きで
今日、初めてきちんとシモン君の演奏を聴いた(姿を見た)のですが、
びっくりしました。
2年前のショパコンのときは、ベビーフェイスの男の子、という印象だったのが
シュッとした青年になっているではありませんか!
立ち姿も、演奏姿も、なんと洗練されたこと!…わたくし、目が❤になりました。

会場は、やはり地元のヨントフ君の応援がすごいです。
他の方々も、さすがはファイナリスト、きれいな音色で聴かせていました。
軽やかさ、明るさ、クリアさでは、やはりシャオユー君かな、と思いますが、
パクくんも清々しい演奏。サラさんは手慣れた感じ。

明日、いよいよ最終の大協奏曲ですが、
自由曲だというのに、曲目を見てびっくり。

ラフマニノフの3番が、パク君、サラさん、シモン君。
プロコフィエフの3番が、シャオユー君、ヨントフ君、チョバーノ君。

ロシアの作曲家、大人気ですね。
注目の(と私が勝手に思っている)シモン君、シャオユー君、
室内楽はともにフォーレ(しかも同一曲)、
古典協奏曲も、ともにベートーヴェン、と気が合っていたのですが、
最後の協奏曲は分かれました。

ううむ。聴きたいのはやまやまですけれども、
日本時間11日午前2時半からとあっては、LIVE視聴は無理。
昼間も動画視聴は無理なので、
演奏を聴く前に最終結果が発表されてしまいそうです。

(画像は、演奏後何度も舞台に呼び出されるシモン君と、沸く会場)

ファイル 2017-05-09 20 49 05


ファイナルA:室内楽
<session 18>
・YONTOV Yevgeny(イスラエル28)ブラームス:ピアノ四重奏第1番 ト短調 op.25

実はバタバタしていて初めの方はまともに聴けていないのですが、
最終楽章のプレストなどは、ノリノリでいい演奏をしていたと思います。
ただ、この曲、3年前の当コンクールでのチョソンジン君の名演が今でも印象に残っていて、
彼と比べると、緩徐楽章の柔らかさ、プレストの疾走感も、いま一歩…と思ってしまいます。
でも、さすが地元イスラエル。会場は大いに、非常に、ものすごく、盛り上がっていました。

・NEHRING Szymon(ポーランド21)フォーレ:ピアノ四重奏第1番 ハ短調 Op.15

なんとシモン君になるや、ストリームの状況が極端に悪化。
4つあるwebカメラの切り替えでしのぎましたが(画面横を流れるチャット情報に感謝)、
最終的にはそれでも視聴困難に陥りました。
後ほど録画で見ても、画面・音質ともに乱れまくり!怒!……求修正!
ということで、ところどころしか視聴していない状況ですが、それだけでも
昨日名演を聴かせたシャオユー君と同じ曲ながら、全く違う、それでいて素敵な印象。
明快、クリア、颯爽としていたシャオユー君に対し、
あたたかく柔らかで、歌心のシモン君。
ううむ。甲乙つけがたいのではないかなあ。。。

・CIOBANU Daniel Petrica(ルーマニア25)シューマン:ピアノ四重奏 変ホ長調 Op.47

シモン君演奏後の休憩時間中にストリーム改善。
ダニエル君の演奏はちゃんと聴けました。
この曲は昨日のパク君と同じでしたが、パク君よりちょっと重い感じが……。
でも、バタバタ晩御飯準備の時間となり、最後までは聴いておらず。中途半端な感想です。

******

室内楽セッション、これにて終了。
私の印象では、同じフォーレを選んだ、
リウ・シャオユー君とシモン・ネーリング君が光っていたと思います。

2017-05-06 (1)


ファイナルA:室内楽
<session17>
・PARK Jaehong(韓国18)シューマン:ピアノ四重奏 変ホ長調 Op.47

18歳の若手ですが、室内楽に不慣れといった印象はありませんでした。
パクくん、体ごと音楽にのっている様子が伝わってきました。
第1楽章はちょっと固く、ミスタッチも散見しましたけれど、
第4楽章のヴィヴァーチェは弦楽器との一体感、躍動感が心地よく、聴衆も沸いていました。
緩徐楽章で、ピアノの音色にもう少し柔らかさが出ると、さらによかったかなあ。。。

・DANESHPOUR Sara(米国30)モーツァルト:ピアノ四重奏 変ホ長調 K.493

サラさん自身も、弦楽器奏者3人も、とても楽しそうでした。
弦楽器奏者のみなさんにとって、すっかり手の内に入っている曲なのでは。
安心して聴ける演奏でしたが、スリリングさもどこかに欲しかったような。
衣装は黒のパンツスタイルにパリッとした白地に桜花刺繍のロングジャケットで、一次(→)の独特な印象をずっと保持しているようでした。

・LIU Xiaoyu(カナダ19)フォーレ:ピアノ四重奏第1番 ハ短調 Op.15

映像を見て、前の二人より手の動きが滑らかで無駄のないことが印象的でした。
初めて聴く曲ですが、シャオユー君の演奏の軽やかさ、切れの良さが生きる選曲。
第2楽章のスケルツォ、弦楽器との丁々発止の掛け合いにぞくぞくしました。
アダージョの第3楽章では一転、弦の歌を下支えする役回りをしっかり果たして見事。
そして第4楽章のめくるめく美しさ!聴いていて心臓どきどき。圧巻でした。ブラボー。

2017-05-05Liu(4)


決勝進出者、国籍と年齢とともに記します。

PARK Jaehong (韓国18)

DANESHPOUR Sara(米国30)
LIU Xiaoyu(カナダ19)
YONTOV Yevgeny(イスラエル28)
NEHRING Szymon(ポーランド21)
CIOBANU Daniel Petrica(ルーマニア25)

結局、二次の演奏は全く聴けないまま、結果が発表されました。
一次で一番のお気に入り☆☆☆だった、リウ シャオユーくん、
ショパンコンクールのときからのお気に入り、シモン ネーリングくん、
今回初めて聴いて惹かれた新星、パクくん、CIOBANUくん、
この4人が残って、とっても嬉しい😊

でも、一次で輝き☆☆を感じた
SANGIOVANNI Scipioneくん、
ルー エリックくん、
2人の名前がないのが、大変に残念。

ファイナルは、
A:室内楽(弦楽器とピアノの四重奏)
B:ピアノ協奏曲(古典派)
C:ピアノ協奏曲(Grand Concerto)
の三本立て。  *5/5早朝投稿の記事に間違いがあり、一部訂正しました(5/5夜)。

Aは、いずれも日本時間で、
5/5(金)
20:00〜パクくん、20:40〜サラさん、21:40〜リウくん。
5/6(土)
17:00〜ヨントフくん、17:40〜ネーリングくん、18:40〜CIOBANUくん。

Bは、(現地時間では8日の午後&夜)
5/8(月)
22:30〜パクくん、23:10〜サラさん、
5/9(火)
00:10〜リウくん、
03:00〜ヨントフくん、03:40〜ネーリングくん、04:40〜CIOBANUくん。

Cは、日本時間で5/11(水)、5/12(木)の早朝というか深夜というか…
 (現地時間では10日夜20:30-、11日夜19:30-)


ファイナルの詳細は、こちら
動画配信では、Live演奏も、第一次、二次の録画も視聴できます。 

第一次予選の審査結果が発表されました(女性を色でマーク)。

CHEN Han
OKROS Luka ☆
GASPARIAN Jean-Paul
MITREA Florian 
PARK Jaehong ☆
DANESHPOUR Sara
SANGIOVANNI Scipione ☆☆
MILSTEIN Nathalia
LIU Xiaoyu ☆☆☆
TREVELYAN Julian
WEI Yun ☆
YONTOV Yevgeny
ZHDANOV Denis
NEHRING Szymon
LU Eric ☆☆
CIOBANU Daniel Petrica ☆

私が聴けて好印象だった人に☆をつけてみました(特に注目株と思う人には複数☆)。
たくさん通ってくれて、嬉しいです。
今回は聴く余裕がなかったけれど、浜松コンで聴いたミトレア君、
ショパコンで惹かれたネーリング君(過去ブログ→)も入ってよかった♪

第二次予選は、5月2日(火)~4日(木)です。
第二次予選演奏順、時間はこちら。(日本とイスラエルの時差は6時間)

まずは、昨日の記事の訂正を。
B. Olivero:On Water, Wind and Bells
という現代曲は、このコンクールの課題曲でした。
第一次予選または第二次予選では、
・古典派 ・ロマン派 ・イスラエルの作曲家(Betti Olivero か Avner Dorman)の作品
という3つのカテゴリーの曲を含むべし、
とのことです。

さて、4日目のSession7、8ですが、
今日は午後から夜まで外出の予定があったため、ライブでは全く聴けず。
帰宅後、次の二人だけ聴きました。

・LU Eric くん。(米国 19歳)Session7の4人目【ファツィオリ】
・CIOBANU Daniel Petrica くん。(ルーマニア 25歳)Session8の1人目【ファツィオリ】

二人とも、最終曲は、プロコフィエフのソナタ7番。
昨日、私がお気に入り宣言したLIU君と同じです。
ううむ、この曲自体の魅力が大きいのかもしれませんね。三人そろって素晴らしい。

エリック君はショパコンの時より、顔つきも演奏もたくましくなっていました。
プロコソナタの最後の盛り上げ方&迫力は三人中で一番で、会場も大盛り上がり。
ダニエル君は、出身国ルーマニアの作曲家、エネスクの演奏も素敵でした。

さて、そろそろ第二次予選進出者が発表されるはずですが、審査が長引いている模様。
甲乙つけがたい演奏者30名から16名を選出するのは、それは大変なのでしょうね。

金曜のアーカイブ(Session4)の一部と、土曜ライブの一部を聴いたメモ書きです。

・LIU Xiaoyu くん。(カナダ 19歳)Session4の二人目【スタインウエイ】
今まで聴いた中では、私の一番のお気に入り。
ハイドンのホ短調ソナタ、ラヴェルの道化師の朝の歌、プロコフィエフのソナタ7番。
実に歯切れのよい爽やかな演奏で、引き込まれました。聴いていて幸せな気分に。
実は、昨年の仙台国際コンでも聴いたのですが(→)、実力にさらに磨きがかかっていました。
国籍カナダと言えば、2015年ショパコンでも2位のアムラン君、最年少入賞のトニーくんが該当。
カナダの若手の伸び、すごいです。

・GIGANI Irma さん。(ジョージア 20歳)Session5の1人目【カワイ】
シンプルな黒い短めのワンピースで登場。若々しさが引き立ちます。
ハイドン、現代曲(B. Olivero:On Water, Wind and Bells)、ショパンの舟歌、ラフマニノフ。
現代曲はショパンのフレーズがそこここに散りばめられている幻想的な曲で、魅力的でした。
調べてみたら、Betty Oliveroはイスラエルの女性作曲家。このコンクールがイスラエル開催であることを意識しての選曲でしょうか?なんと☝のリウ君も第二次予選にこの曲を入れています。リウ君の演奏も是非聴いてみたい。
イルマさんのプログラムには大音量系の曲目ナシでしたが、さて、どう判定されるでしょうか。

・KONG Qiくん。(中国 23歳)Session5の2人目【スタインウエイ】
モーツァルトの幻想曲、ショパンの幻想ポロネーズ、ラヴェルの夜のガスパール。
彼の演奏もショパコンで聴いています(→)。当時と同じ印象、正統派の演奏でした。

・GEWIRTZMAN Tomer(イスラエル 27歳)Session5の3人目【ファツィオリ】
クープランにリスト。うちリストのソナタの一部だけ聴きました。
さすがは地元。すごい声援で、アンコールも演奏。迫力満点の爆音が出せる人です。

・WEI Yun(中国 22歳)Session6の1人目【スタインウエイ】
黒のスレンダーなロングドレスで登場。
バッハのイタリア協奏曲、シューマンの謝肉祭。
コンクールではあまり聴かない選曲かもしませんが、見事に彼女の世界を構築していました。
聴衆の反応もビビッドでした。

昨日(コンクール二日目)は多忙のうえ、通勤中のながら聴きも中途で睡魔に襲われ…という具合で、ほとんど聴けず、今日になって最初の4人だけPCでアーカイブを聴いてみました。
一日目にファツィオリが気になったので、ピアノ情報も付記します。

・PARK Jaehong(パク)くん。【スタインウエイ】
二日目冒頭のコンテスタント。
ベートーヴェンのソナタ「田園」が美しく、続くリストの「ダンテを読んで」には壮大なスケールを感じました。
耳に痛くない、包容力を感じさせる演奏で、好感度大。会場の反応もとてもよかったようです。
で、データを見てびっくり。まだ18歳!韓国、続々と若手が出てきますねえ。

・DANESHPOUR Sara さん。【スタインウエイ】
まず、その衣装に驚きました。白いシャツとパンツに、フロックコートのような長いジャケット(しかも背中が割れている)、くるくるカールした栗色の髪とのコンビネーションで独特の雰囲気。
現代曲(ブーレーズ)、バッハと、なにものかが憑依したような演奏でしたが、夜のガスパールではちょっと危うげな箇所があったかもしれません。
米国の30歳女性。プロフィール写真とはずいぶんイメージが違います。そういえば、女性の参加が少なめですね。30名中7名です。

・SANGIOVANNI Scipione くん。【カワイ】
柔らかいスカルラッティに、ピアノ学習者ならだれにも耳なじみのあるモーツァルトのソナタ、そしてバッハ=ブゾーニのシャコンヌ。オール古典派というプログラムは珍しい。
しかも、アンコールがビバルディの四季から夏。ご本人による編曲でしょうか、それはお洒落な演奏。
アンコール演奏前の言葉が「Viva」と聞こえ、何?と思ったら……。なるほど、イタリアの29歳。
イタリアの方々のビバルディに対する愛情なんかも感じられ、胸がジーンと。まさにリサイタルのようでした。

・SHMUKLER Ilya くん。【スタインウエイ】
プロフィール写真では気づきませんでしたが、演奏姿に「あれ?見たことあるぞ」……2015年浜コンのセミファイナリストでした(→過去ブログ記事)。
ハイドン、バッハ、そして夜のガスパール。端正なプログラム、そして弾き姿。
ロシアの22歳。やはりロシア奏法でしょうか、音がきれいです。夜のガスパールは、もう少しハジケてもよかったかなあ。
淡々と自己研鑽に励んでいそうな、真面目な青年に見えました。

2017-04-27

3年に1回のルービンシュタイン国際ピアノコンクールが始まりました。→公式HP
第一次予選は、現地時間(イスラエル)本日12:30、日本時間18:30開演。
最初の4人の演奏、ながら聴きしてみました。
第一次予選から35~40分のリサイタルって、結構なボリュームです。

皆様、それはもう達者に演奏されています。
出場者に日本人が1人もいないことを知って、ちょっと残念。

そして、1人目のXU Qi君(中国)と、3人目のCHEN Han君(台湾)の曲目が、
・E. Carter:Catenaires 
・Liszt:Réminiscences de Don Juan, S. 418
と2曲、演奏時間のかなりの部分、かぶっていたことにビックリ。
確認してみましたけれど、別に課題曲が設定されているわけではなさそう。。。
つい最近まで、二人揃ってジュリアード音楽院所属、師事する先生も同じ、ということの反映?
所属と先生、なんと2人目のPOON Tiffanyさん(中国)も2014年まで同じです。

こういう事情の影響もあったかもしれませんが、
演奏の印象は、4人目のOKROS Luka氏(ジョージア)が一番強く残りました。
(「ルカ」とは呼び難く感じる、紳士の雰囲気の26歳。↑貼り付け画像の演奏者)
シューベルトの即興曲4曲に、リストのハンガリー狂詩曲第2番。
大メジャー曲を、美しい音色で聴かせていました。
音色の多彩さは、選ばれたピアノ・ファツィオリの特色でもあるのでしょうか。
第1曲目、わずかに暗譜が危うくなった箇所があったように思いましたが、
ほとんど瑕疵なく切り抜け、音楽は途切れることなく流れました。さすがです。
拍手に応え、アンコールで静謐なバッハを演奏していたのも効果的に感じました。
コンクールでもアンコール演奏が認められているのですねえ。

出場者には、今までのコンクールで見覚えのある方々がたくさん。
2015年ショパコン4位のエリック・ルー(LU Eric)君、
ファイナリストのシモン・ネーリング(NEHRING Szymon)君、
同2015年浜松国際コンクール4位のフロリアン・ミトレア(MITREA Florian)君も。

そして、なんとライブ中継が終わってすぐさま、録画がアップされるようです。
第1次予選は4月31日までです。
第1次予選スケジュール →Live streaming!

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