PIOピアノ雑記帳

ピアノ、クラシック音楽関連の話題を主とした雑記帳blogです。

カテゴリ: 【音楽関係・雑記】

少し前に、この音楽祭のプログラムを偶然目にして、
若き綺羅星たちの勢揃いぶりに驚嘆しました。
一人大御所でご参加の伊藤恵さんの人脈によるものなのでしょうか。。。
1990年から続く音楽祭とのことです。




チェロ:水野優也 岡本侑也 (あ、ふたりとも「ゆうや」)
ピアノ:北村朋幹 伊藤恵
ヴァイオリン:毛利文香 山根一仁


2020-09-09 (3)

2020-09-09 (4)
嬉しいことに、これらのコンサート、YouTube配信もしてくださるとのこと。
YouTube・武生国際音楽祭
1週間の見逃し配信もあるそうです。
嬉しい!楽しみです♪

(リンクの誤りを訂正しました。9/11)

2020年8月26日(火)00:00開演
ピアノ:ルーカス・ゲニューシャス(Lukas Geniušas)



<プログラム>

 Franz Schubert
  • Allegretto in C minor, (D. 915)
  • 4 Impromptus 4つの即興曲 (D. 935)
Fryderyk Chopin
  • Berceuse 子守唄 in D flat major Op. 57
  • Piano Sonata in B minor Op. 58
Encore:
Franz Schubert (1797-1828)
  • Waltz Op.18 No.6 in B minor (D. 145)
2020-08-26 (4)

巨匠の風格、でした。
真夜中、シューベルトだけLIVEで聴いて感銘を受けました。
個人的にはずっと
  • 柔らかいシューベルト
  • きれいな音色のシューベルト
に魅力を覚えていたのですが、彼の音色は全く異なるもの。
それでいて、圧倒的な説得力、訴えかける力がありました。
胸がふるえました。

今朝になって聴いたショパンも、格調高い演奏でした。
素晴らしい。

その風貌も、近年なんだか「むさい」感jじだったのに、
同じ髭スタイルながら、今では洗練されて見えます。
ショパコン、チャイコンで「媚びを売らない若者」の典型のように見えた彼も、いまや成熟を遂げた大人の演奏家だなあと思いました。

【訂正】8月19日
シシキンくんのアーカイブ、出ました!



昨日はChopin Instituteのアカウントから探したんですが、私の探し方が下手だったのかも💦


(以下、8月18日の投稿)


今日になりたての午前0時から、シシキンくんの演奏をLIVEで途中まで聴いたのですが、
(前半がショパンのバラード1番~4番、後半がプロコフィエフのソナタ第7番、メトネルの忘れられた調べ…)
今、続きを聴こうを思っても見当たりません。

シシキンくん、切れ味の鋭さは例の如く。
それでいて、もっと自由闊達に、スケールが大きくなったように感じました。
2020-08-18
ピアニストのトップ・バッター、
ネルソン・ゲルナーについてはアーカイブが残ってるのは特別なのかな?

あ、公式サイトに以下の記述がありました。

Most concerts we are going to stream live will also be accessible later as video on demand (VOD). However, today we cannot yet promise that the recitals by Dmitry Shishkin, Lukas Geniušas, Ingolf Wunder, Dmitri Alexeev, and Yulianna Avdeeva, both the concerts by the Apollon Musagète Quartett, and the Prégardien/Drake and Goerne/Lisiecki recitals will be accessible on later dates.

やはり、シシキン君のはアーカイブが残らないようですね。残念。


さらに、次の記述も。

The only ones we cannot show you online are the performances by Ivo Pogorelić, Nikolai Lugansky, and Evgeni Bozhanov. 

確かに、ポゴレッチ、ルガンスキー、ボジャノフの演奏が無料でオンラインで聞こうとするなんて、虫が良すぎますよね。

室内楽のBelcea Quartet、ホロデンコのアンサンブルなどは、すぐにアップされてます。




16th International Music Festival „Chopin and his Europe”
FROM BEETHOVEN TO CHOPIN 
15 - 31 August 2020



2020年8月15日(土)21時(日本時間16日4時)開演
@ワルシャワ・フィルハーモニック・コンサートホール

ピアノ:ネルソン・ゲルナー(Nelson Goerner)

<プログラム>
Ludwig van Beethoven
・Sonata No. 26 in E flat major (‘Les Adieux’告別), Op. 81a
・‘Eroica’ Variations in E flat major, Op. 35

~休憩~

Fryderyk Chopin
・Ballade in A flat major Op. 47

Ferenc Liszt
・Valse oubliée nr 2 S 215 (1884)
・Rapsodie espagnole, S 254 (1858)

(encore)
Ignacy Jan Paderewski
・Nocturne in B flat major op 16 no 4

2020-08-16 (1)

あさ4時に目覚めてしまい、PCを開けてみたら、
こんなコンサートがライブ配信されていました。
このレベルの正統派リサイタルが無料配信されていることに、びっくり。

まずもって、
ベートーヴェン、ショパン、リストと、ピアノの音色がガラリと変わって聞こえます。
かつ、1曲の中での変化の幅が壮大です。
見事でした。
(おそらく録音マイクの不具合により、一部、激しい曲想の部分で音が割れました……アーカイブで調整されるでしょうか)

そして、最後のアンコールでは涙が出そうになりました。
ポーランドのショパン・インスティテュート様、ありがとうございます。
今後のプログラムは、こちらでチェックできます。
日本時間に換算して、ピアニストを列挙しておきます。……すごいメンバー。
  • 17日(月)24時 ドミトリー・シシキン(ソロ)
  • 19日(水)24時 エフゲニー・ボジャノフ(ソロ)
  • 20日(木)24時 ケヴィン・ケナー(室内楽)
  • 22日(土)4時 ニコライ・ルガンスキー(ソロ)
  • 23日(日)4時 ヴァディム・ホロデンコ(室内楽)
  • 24日(月)4時 Dmitry Ablogin(ピリオド楽器によるソロ)
  • 25日(火)4時 イーヴォ・ポゴレリチ(ソロ)
  • 25日(火)24時 ルーカス・ゲニューシャス(ソロ)
  • 26日(水)4時 ヤン・リシエツキ(歌曲のリサイタル)
  • 27日(木)4時 Kamil Pacholec(ソロ)
  • 27日(木)24時 インゴルフ・ヴンダー(ソロ)
  • 28日(金)4時 シモン・ネーリング(室内楽)
  • 28日(金)24時 ドミトリー・アレクセーエフ(ソロ)
  • 29日(土)4時 Gabriela Montero(ソロ)
  • 31日(月)4時 Julius Drake(歌曲のリサイタル)
  • 9月1日(火)4時 ユリアンナ・・アヴデーエヴァ(ソロ) 

ヴァーチャル・ヴァルビエ・フェスティヴァルの最終日は、
ユジャ・ワンでした。
MediciTVのほうには、インタビューがまとまっています。


YouTubeは、ヴァルビエ音楽祭での過去の演奏もアップされています。
わたくし現在、本業の方が多忙を極めているため、
ちょこちょこと、つまみ食い的に聴いているだけですが(なにしろ全体で4時間超)、
テクニックと疾走感、これはもう、ユジャならではですね。




彼女、このフェスティバルには2008年(当時21歳)に初参加して以来、
毎年のように参加しているのですね。
その見事なテクニックと音楽性が、多くの人に愛されていて、
音楽祭全体が、彼女を慈しんでいるように感じました。

初参加の折は、ミッシャ・マイスキー、アルゲリッチ、キーシンと
子どもの頃から雲の上の人だと思っていた人々が、生身の人間として同じ空間にいることに驚愕した、というような話をしていました。
VTRを見ても、当時の彼女、まだあどけなさの残るかわいらしさです。
その中でも、彼女にとっての特別な存在は、キーシンだったのだとか。

MARTIN T:SON ENGSTROEMという方(調べたら、歌手のBarbara Hendricks の夫君!)と
スイスとニューヨークをつないでの最新インタビューがこの配信の目玉のようですが、
なんというか、舞台に立ちたい強い思いとか、切迫感とは無縁の境地にいるようでした。
  • 「何か新しいレパートリーができた?」と何度か尋ねても、答えをはぐらかしている感じ。(他の話題に移ってから、あ、そういえば、という感じで、ファニー・メンデルスゾーン、シチェドリン、といった名前を出してきましたが)
  • Lots of sleeping、reading,  and movie ……サバティカルをとっている、リラックスしている、といった表現をよく使っていました。
  • 最後のステージはカーネギー・ホールで、次は9月のドイツ公演がある。ただ、大人数のオーケストラが必要なリストやブラームスはできないのではないか、モーツァルトやベートーヴェンになるのかも、とのこと。ルールがくるくる変わるから、わからないねえ、と。
2008年に21歳ということは、今年32歳?
この間、疾走を続けてきて、いま、休めてありがたい、といったところなのかも。
例の如く、けらけらと声をあげて笑いながらのインタビューでしたが、どことなく落ち着きがないというか、迷いのようなものが感じられたりも。

インタビュアーのマルティン氏、60歳の誕生日に、赤ちゃん32人(だったかな?人数の記憶曖昧)の写真をプレゼントされたそうで、その意味はというと、
「ヴァルビエ音楽祭で知り合って、結婚した音楽家たちの赤ちゃん」
だったとか。
夏のアルプスで知り合ってゴールインする若者音楽家たち。すばらしや。

【演奏】
藤田真央(ピアノ)

【詳細】
会場:王子ホール(東京、日本)

【プログラム】
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第12番 ヘ長調 K.332
フレデリック・ショパン:ワルツ 第3番 イ短調 Op.34-2
フレデリック・ショパン:ノクターン 第18番 ホ長調 Op.62-2
フレデリック・ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
フランツ・リスト:ウィーンの夜会(シューベルトによるワルツ・カプリース第6番) S.427-6



上の mdici.tiv.サイトは、ログインのために登録が必要。
でも、登録すれば無料で全編見られます。
mediti.tv Japanのサイトからは、登録なしで視聴可能。

Live 配信は昨日の午前2時だったのですが、昨日は朝から晩まで仕事漬けの日で、
やっと今、視聴できました。
アーカイブを残してもらえたことに、感謝感激。

初めの26分間は、今までのヴァルビエ音楽祭で頭角を現した若手演奏家たちへのインタビュー記録。
そして、第2部が、真央くんのリサイタルです。
今回の配信のために、つい数日前に日本の王子ホールで収録した、とのこと。
2017年に真央君が優勝したクララ・ハスキルコンクールの会場が、ヴァルビエからほど近いのだとか。
真央くん、2年前にはこのアカデミー生として参加していて、今年は当初から出演予定だったそうです。

今の若手といえば、MAOだ、
今日から、あなたはMAO FUJITAという名前を忘れられなくなるだろう、
みたいなことを、MCの方が確信に満ちた顔で言っていました。
おおお、すごいなあ。でも、私もそう思います。

2020-08-01 (1)

冒頭から、画面右側には真央くんの演奏プログラムが出てくる、という構成。
タイトルは
「A day with the Verbier Generation: Festival discoveries I: Brand-new moments at the Virtual Verbier Festival」
となっていますが、実質は、真央くんのリサイタルです。

いやもう、クリスタルな水のしぶきのような音楽。
なんだろう、この「グッとくる」感は。
モーツァルトも、ショパンも、シューベルト=リストも、一聴をおすすめいたします。
ほんと、absolutely wonderful.

2020年7月29日(水)19:10開演 21:05終演
@ミューザ川崎シンフォニーホール(Web配信でLIVE視聴)

読売日本交響楽団
指揮=下野竜也
ピアノ=反田恭平 *
ピアノ=務川慧悟 *

<プログラム>

モーツァルト:交響曲第32番 
プーランク:2台ピアノのための協奏曲 *
サン=サーンス:動物の謝肉祭 *
モーツァルト:交響曲第31番「パリ」

アンコール
サン=サーンス:アヴェマリア

2020-07-29 (1)

たいへん楽しいコンサートでした。
画像からわかるように、三密が避けられる、少人数編成のオーケストラでの公演。
それでも、すてきなオケの響きが伝わってきました。

なんといっても魅力的なのは、務川君、反田君のピアノ・ペアです。
意志のある音が、スピリットが、はじけ飛ぶような音楽。
それでいて、フランスのエスプリモたっぷり。
まさにオケを引っ張っていく二人だなあと思いました。

プーランク、また弾いてみたくなりました。
終楽章は、ピアノのソロ曲でも聞き覚えのあるようなフレーズにリズム感。
下野さんのトークもお茶目で楽しかったです。

キーシンに続いてトリフォノフ。
早朝5時に目覚めて、そこからLIVEで聴きました。



日本時間の深夜2時から始まる配信の、最後の方。
LIVEで聴けたのは、次のようなプログラムです。
(アーカイブでは、3時間20分ごろから)


Daniil Trifonov, Sergei Babayan
  • BACH, Concertos for Two Keyboards No. 3 in C Minor, BWV 1062
Daniil Trifonov, Mikhail Pletnev
  • BACH/PLETNEV, "Joys of Man's Desiring" for 2 pianos
Daniil Trifonov, Evgeny Kissin, Rodion Shchedrin
  • RACHMANINOV, Romance in A Major, for six hands
Daniil Trifonov, Evgeny Kissin
  • RACHMANINOV, Italian Polka for four hands piano in E-flat minor, TN II/21
Daniil Trifonov, Sergei Babayan
  • RACHMANINOV, Suite for two pianos No. 1, Op. 5, Barcarolle
2020-07-25 (1)

共演者も素晴らしすぎます。
ババヤン、プレトニョフ、キーシン、シチェドリン!
このフェスティバルだからこそ、集められるメンバー?

とにかく流れの美しい音楽が続きます。
バッハの2台ピアノ、こんな配置は初めて見ましたが、
ピアノの演奏者同士のコミュニケーションがとりやすいですよね、これ。

朝から、耳がびっくりさせられどおしでした。
このピアニスト特集、次は、8月2日のユジャ・ワンのようです。

いま、アーカイブで最初の方を見てみたら、
トリフォノフくん、例の「鳥のくちばし」的マスクで演奏していました。
初めの方は、フェスティバルの録画でなく、この配信のための新しい動画なんですね。
7月31日の「Pianists of Verbier」で登場するという藤田真央くんも
このために日本で動画撮影したようです。
こちらも楽しみ。

2020-07-22 (1)

スイスのヴェルビエ・フェスティバル、
今年はバーチャルで、Online 開催されています。
今までのフェスティバルのアーカイブから、選りすぐりのものを17日間にわたって配信するとのこと。




上に貼り付けたのは、17日に配信された、キーシン特集。
最後の、8台ピアノが圧巻です。(4時間20分ごろから)
2003年のステージ。ヴェルビエ音楽祭 10周年記念ガラ・コンサートだそうです。
演奏しているのは、こんなメンバー。
  • Evgeny Kissin
  • Leif ove Andsnes
  • Nicolas Argerich
  • Emanuel Ax
  • Lang Lan
  • James Levine
  • Staffan Scheja
  • Midhail Pletnev
2020-07-22 (2)

<プログラム>
  1. ロッシーニ:歌劇 「セミラーミデ」 序曲 [リコ・グルダ編曲による8台ピアノ・16手版(カール・チェルニーの編曲に基づく)
  2. ワーグナー:ワルキューレの騎行 [リチャード・ブラックフォード編曲による8台ピアノ版]
  3. ベンジャミン:ジャマイカ・ルンバ [パトリック・ラス編曲による8台ピアノ版]
  4. グールド:「星条旗よ永遠なれ」 [ミヒャエル・ロート編曲による8台ピアノ版]
  5. ゴットシャルク:ユニオン ~ 国民歌による演奏会用パラフレーズ [パトリック・ラス編曲による8台ピアノ版(サミュエル・アドラーの編曲に基づく)]
  6. リムスキー・コルサコフ:くまばちは飛ぶ [8台ピアノ版]
  7. ハッピー・バースデイ (ソプラノ:バーバラ・ヘンドリックス)
2020-07-18 (15)

大御所たちが黒い衣装なのに、
キーシンは白、ランランに至っては蛍光ブルーの中国服で、この二人が中央に陣取ってます。

もう祝祭感たっぷり。
弾き手たちも、どんどん楽し気な表情に。
音楽って、素晴らしい♪
それにしても、みなさま、さすがにお若い!

そして、そして、このシリーズ、
7月31日には、藤田真央くんが登場するそうです。
彼、このフェスティバルにも参加していたってことでしょうか。

一昨日はチェロとのデュオをご紹介しましたが、
それに先立って、クラリネット、チェロ、ピアノのトリオ演奏がアップされていました。

6月26日
@Olsberg Convent Church(スイス  SOLsberg Festival)

クラリネット:SABINE MEYER
チェロ:SOL GABETTA
ピアノ:SEONG-JIN CHO

<プログラム>
Ludwig van Beethoven (1770–1827)
Trio B flat Major for Clarinet, Violoncello and Piano, op. 11 “Gassenhauer-Trio” (1797)
-
Allegretto con brio
Adagio
Tema: Pria ch’io l’impegno. Allegretto

Ludwig van Beethoven  (1770–1827)
Trio E flat Major Clarinet, Violoncello and Piano, op. 38 “Grand Trio” (after the Septet, op. 20) (1805)
-
Adagio – Allegro con brio
Adagio cantabile
Tempo di Menuetto(shares the theme with the 2nd mvmt of Piano sonata No.20 in G major op.49 no.2)
 
Andante con Variazioni
Scherzo. Allegro molto e vivace Andante con molto alla marcia – Presto

2020-07-07 (2)

さわやかな室内楽。
ベートーヴェンのイメージが少し変わったかも。
途中で、聞き覚えのあるピアノソナタのテーマが出てきてびっくりしました。

クラリネットのサビーネ・マイヤーさん、今年で60歳とは思えない若々しさ。
ググってみたら、
1981年にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (BPO) の首席クラリネット奏者のオーディションを受けて、カラヤンには気に入られたものの楽団側に拒否されたとして、話題になった方でした。

こんな素敵な教会で、
こんな少人数の聴衆として、
こんな室内楽を聴けたら、……まさに至福でしょうね。

6月28日のコンサートの様子を7月5日にアップしてくださってます。
@SOLsberg音楽祭の会場、Olsberg Convent Church(スイス)。
当初の予定からの変更もあったようですが、ちゃんと観客を入れて開催された模様です。

チェロ:SOL GABETTA,
ピアノ:SEONG-JIN CHO



そのブログラムがこちら

Ludwig van Beethoven (1770–1827)
Sonate Nr. 3 A-Dur für Violoncello und Klavier, op. 69 (1808)
-
Allegro, ma non tanto
Scherzo. Allegro molto
Trio Adagio cantabile
Allegro vivace

Felix Mendelssohn (1809–1847)
Lied ohne Worte(Song Without Words) in D Major for Violoncello and Piano, op.109 (1845)


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ソル・ガベッタというチェリストの方、全く存じませんでしたが、
このフェスティバルの主催者のようです。
堂々とした演奏をされます。

そして、ソンジンくん。
素晴らしい。
一音一音に、まさに命の息吹を感じます。
格調高いアンサンブルに、じーんときました。

加耒徹オンライン・バリトンリサイタル

▶ ベートーヴェン:遙かなる恋人に寄す Op. 98
▶ シューマン:詩人の恋 Op. 48

アンコール
シューマン:「ミルテの花」より 献呈

バリトン:加耒 徹
ピアノ:松岡あさひ


2020-06-18 (8)
声楽のリサイタルって、あまり聴かないのですが、
たまたま加耒さんは、以前に生で聴いたことがあり(→2018年1月8日)、
その折のお茶目だった様子を思い出して、聴いてみました。

今回は、正統派のクラシック・リサイタルでした。
コンサートの趣旨次第で、ソリストの雰囲気も変わるんだなあ……と発見。
そして、
私はやっぱり、シューマンが好きなんだ、ということも改めて。
だんだんと、引き込まれていきました。
歌詞の日本語訳が字幕で出るというのもよかったです。

Beethoven and More! クラシック音楽の夕べ
佐藤俊介&スーアン・チャイ オンラインリサイタル

▶ フェルディナント・リース:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op. 38 No. 3
▶ ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番 ヘ長調 Op. 24

ヴァイオリン:佐藤俊介
フォルテピアノ:スーアン・チャイ
(オランダの自宅から)
2020-06-17 (4)

ペダルが6本ある、1820年、ベートーヴェンの時代のフォルテピアノです。
スーアン・チャイ(SHUANN CHAI)さんのホームページにちゃんと記載されていました。

フェルディナント・リースの作品って、初めて聴きました。
ちょうど読んだばかりの『ベートーヴェン捏造』の著者、かげはら史帆さんの新作が、このフェルディナント・リースに惚れ込んでいらして、新刊はまさに彼がテーマとのこと。
なるほど。
正統的古典派、という趣で、躍動感にあふれる曲想でした。
とっても魅力的に響いたのは、演奏者の力量に負うところも大きいのでしょうけれども。

ベートーヴェンのスプリング・ソナタもまた、お見事でした。
さすがはご夫婦、息もぴったり。
スーアン。チャイさんは、ベートーヴェン時代の音楽の研究者でもあるようです。
彼女のあったかい笑顔にも惹かれました。

オランダのご自宅から、こうやって配信できてしまうなんて、考えてみたら、すごいことです。
調布国際音楽祭のホームページはこちら。



「アーカイブ」のページに飛べば、配信済みのものが後追い視聴できます。
なんともありがたい!おすすめです。

2020年6月17日(水)15時開演 15:40終演

ホルン:福川伸陽
ピアノ:鈴木優人

<プログラム>
  • ウェーバー:魔弾の射手 序曲より
  • ロッシーニ:狩のランデブー
  •  J. S. バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番より
  •  ベートーヴェン:ホルン・ソナタ作品17より 第1楽章
  •  チャイコフスキー:交響曲第5番 第2楽章より
2020-06-17

狩りの道具だった時代の、シンプルな形のホルンから、現代のピストン式ホルンまで
4つのホルンを持ち換えて、「ホルンという楽器の歴史」を説明してくださいました。
時代背景もわかって、面白い♪

圧巻は、最後のチャイコフスキー。
なんと「ホルンだけ」でオーケストラの演奏を再現
第2楽章の冒頭部分だけですが、あまりの美しさに涙が出そうになりました。
画像は、その音楽にあわせて提示されたもののスクリーンショットです。
なんでも、演奏者自身の撮影で、
ご自宅の近所だとか。。。うらやましすぎます。

2020年6月16日(火)20時開演 21時終演

【Beethoven and More! クラシック音楽の夕べ】
カルテット・アマービレ plays ベートーヴェン

・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲op.132より3〜5楽章

演奏:カルテット・アマービレ
篠原悠那、北田千尋(ヴァイオリン)
中恵菜(ヴィオラ)
笹沼樹(チェロ)


2020-06-16 (4)

この曲を選んだ理由は、第3楽章に
「リディア旋法による、病より癒えたる者の神への聖なる感謝の歌」
という副題がついていて、それが今のこのコロナ禍に状況に合っているから、とのこと。

カルテット・アマービレは、2年半前にも生で聴いていて(→
そのときから注目していましたが、
今日、拝見して、
音楽も、そして、見た目も、ずいぶんと大人っぽくなられたなあと思いました。
若い人は、本当に大きく変わる時期なのでしょうね。

調布音楽祭、プログラムはこちらから。
無料で視聴できます。
クラウドファンディングの理念に共感です。

いろいろな試みが実を結びつつあるのですね。

2020年6月14日(日)19時開演 20時40分終演
@サントリーホール ブルーローズ(無観客配信)

 <出演>
ヴァイオリン:郷古廉
チェロ:佐藤晴真
コントラバス:幣隆太朗
ピアノ:福間洸太朗/秋元孝介

<プログラム>
(チェロ独奏:佐藤晴真)
ガブリエッリ:チェロのための無伴奏リチェルカーレ第5番 ハ長調
J. S. バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV 1011 より第1曲「前奏曲」、第5曲「ガヴォット」
ガブリエッリ:チェロのための無伴奏リチェルカーレ第6番 ト長調
カタルーニャ民謡:「鳥の歌」

(ヴァイオリン独奏:郷古廉)
J. S. バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004 より 第1曲「アルマンド」、第5曲「シャコンヌ」

~休憩10分~

(コントラバス:幣隆太朗、ピアノ:秋元孝介)
ライナー:コントラバス・ソナタ

(ピアノ独奏:福間洸太朗)
佐藤聰明:コラール(2000)
藤倉大:2つの小品(2011)
デュビュニョン:ソロ・ピアノのための3つの舞曲 作品20(1998)[日本初演]

2020-06-14 (12)

昨日は19時開演のコンサートを途中であきらめて、後で後悔の嵐だったので😢、
今晩は家族に頼み込んで、
リビングのTVにノートPCをつなぎ、晩御飯食べながら家族で視聴。

いやもう、感動でございました。
冒頭のチェロの音色から。深い!
そして、
郷古くんのバッハは、圧巻の説得力でございました。

後半は、全曲初めて聴く曲でしたが、
もう、テレビがぶりつきで、視聴してしまいました。
どれも、確信に満ち満ちた演奏。
曲想も、音色も、レンジがrangeが、すごい。

エナジー注入していただいた気分です。ありがとうございました。

(そういえば、勝手にスクショをアップしてはいけないのでは?
……と気づきました。前回のものもこれから撤回いたしますです)

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