東京フィルハーモニー交響楽団
第899回サントリー定期シリーズ
2017年12月5日(火)19時開演 21時終演 @サントリーホール

指揮:伊藤 翔
ピアノ:小山 実稚恵

<プログラム>
カバレフスキー:歌劇『コラ・ブルニョン』序曲 op.24 (約5分)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23 (約32分)
アンコール
ラフマニノフ:プレリュードOp.32 No.12

チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 op.36 (約42分)
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The・熱演! でした。
指揮の伊藤 翔さんが醸し出すエネルギーが半端なかったです。
さすが、2016年に第1回ニーノ・ロータ国際指揮者コンクール優勝という新進気鋭ぶり。
今回のコンサート、
陣取ったのは舞台右横の二階席(譲っていただいたチケットで)。オケ団員と同じように、指揮者の表情も動きも、はっきり見えました。その推進力、素晴らしかったです。
後半の交響曲第4番、譜面台に楽譜は置いてありましたが、楽譜を実際にめくることはほぼなく、暗譜でした。(楽章を終えた後に、次の楽章冒頭まで一気にバサッとめくっていました)

小山実稚恵さんのチャイコンは、オケとの息もぴったり。
チャイコフスキーコンクールで名を挙げた彼女。演奏回数、数知れずの曲目でしょう。
まったく気負うことなく、楽しんで演奏している様子が見てとれる、気持ちの良い演奏でした。
(演奏後、慈母の微笑みでオケと指揮者を称える余裕…)

何の予備知識もなく、ただ、ふら~っと足を運んだのですが、実にいいコンサートに行きあたりました。サントリーホール周辺のクリスマスの祝祭感もよかったです。
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