山崎伸子プロデュース
輝く若手演奏家による「未来に繋ぐ室内楽」vol.2
カルテット・アマービレ

2017年11月29日(水)14時開演 16時10分終演

出演:◎カルテット・アマービレ
 第1ヴァイオリン:篠原悠那  第2ヴァイオリン:北田千尋
 ヴィオラ:中 恵奈  チェロ:笹沼 樹
   ◎ゲスト:山崎伸子(チェロ)

<プログラム>
ベートーヴェン(1770-1827 ドイツ)
  弦楽四重奏曲 第4番 ハ短調 op.18-4(約24分)
 第1楽章:アレグロ・マ・ノン・タント
 第2楽章:スケルツォ:アンダンテ・スケルツォーソ・クアジ・アレグレット
 第3楽章:メヌエット:アレグレット―トリオ
 第4楽章:アレグロ―プレスティッシモ

ヤナーチェク(1854-1928 チェコ)
  弦楽四重奏曲 第1番 ホ短調 JW Ⅶ/8 「クロイツェル・ソナタ」(約20分)
 第1楽章:アダージョ―コン・モート
 第2楽章:コン・モート
 第3楽章:コン・モート―ヴィーヴォ―アンダンテ
 第4楽章:コン・モート(アダージョ)―ピウ・モッソ

~休憩~

シューベルト(1797-1828 ドイツ)
  弦楽五重奏曲 ハ長調 D956(約55分)
 第1楽章:アレグロ・マ・ノン・トロッポ
 第2楽章:アダージョ
 第3楽章:スケルツォ:プレスト 
 第4楽章:アレグレット
20171129_071021687_iOS

ずいぶん以前にチケットをゲットし、若いコの演奏ネ、なんていう軽い気持ちで足を運んだのですが……
実に深い、見事な音楽性に引き込まれました。痺れました。おどろきました。
昨年9月に「難関で知られるミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門」で第3位に入ったということですが、納得の演奏。

なんというか、音楽を追求したい、極めたい、表現したい、という真摯な思いが伝わる演奏で、聴く側としても背筋が伸びる思いをしました。
室内楽の醍醐味を感じました。
深淵なる音楽が醸造される瞬間、瞬間に立ち会わせていただく幸せ。
「息が合う」とかいうレベルを超越すると、こういう世界が開けるのか…という。
プログラムもよかったです。
ヤナーチェクの物語る世界、異界でした。

ぜひまた聴きに行きたいです。
見た目も麗しくて、ああ、若いっていいなあ~と思いました。ため息。