Great Pianists Series 2017/18
Heirs of Russian Pianism(ロシア・ピアニズムの継承者たち) Vol.13

2017年11月23日(木・祝)15:00開演 17:10終演
@すみだトリフォニーホール

ピアノ:エリソ・ヴィルサラーゼ Elisso Virsaladze
指揮:アレクサンダー・ルーディン Alexander Rudin
新日本フィルハーモニー交響楽団

<プログラム>
モーツァルト ピアノ協奏曲 第15番 変ロ長調 K.450
ベートーヴェン ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品19

ショパン ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11
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お名前は以前から、ここそこで見たり聞いたりしていたものの、演奏を聴くのは今回が初めてでした。
圧倒されました。
究極の脱力を見たり!芯のある美音とはまさにこれ!

75歳という年齢なんてなんのその、
楽し気に演奏するその姿、リズム感、初々しい少女のよう。
かすれた音なんて一音たりともなく、かそけきピアニシモも、くっきりと届くマジックよ!
キラキラ輝くような音の美しさよ!
そして、コンチェルト3曲弾いてケロリとしている、その自然体の美しさよ!
(終演後、会場から出る観客が「オケも指揮者も、へとへとなんじゃない?聴いてても疲れた~。エリソさん、一人で周囲のパワーを吸い取ってるみたい」と話しているのを聞きました。なるほど~。)

モーツァルトとベートーヴェンは、ミスタッチ皆無といえる演奏でした。
ショパンはさすがに皆無とはいきませんでしたが(ショパンの難しさを再認識!)、
第2楽章の甘美さときたら!第3楽章のノリノリ感ときたら!

来年2018年11月のリサイタルも決定しているとのこと。
来年も是非聴きに行こう!と思います。


そうそう、オケのコンマス(いやコンサートミストレス)の女性も、弾き姿が美しくてかっこよかったです。弾き姿、重要ですねえ。。。