広島交響楽団
指揮:下野竜也 
ピアノ:萩原麻未 
メゾソプラノ:藤村実穂子

2020年8/6(木) 18:45開演  20:55終演
広島文化学園HBGホールよりライブ配信

<プログラム>

ペンデレツキ:シャコンヌ(ポーランド・レクイエムより)
藤倉大:ピアノ協奏曲第4番《Akiko’s Piano》(広響委嘱・世界初演)

~休憩~

ベートーヴェン:カヴァティーナ(弦楽4重奏曲第13番より弦楽合奏版)
マーラー:亡き子をしのぶ歌
バッハ(斎藤秀雄編):シャコンヌ(パルティータ第2番ニ短調BWV1004より)

アンコール
プーランク(下野竜也編曲):平和のためにお祈りください

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全体を通して、心に沁みる音楽が奏でられたコンサートでした。

ペンデレツキ、和音の響きがせつなく独特。幕開けにふさわしいと感じました。
アルゲリッチに献呈された《Akiko’s Piano》、コロナ禍により来日できなくなったアルゲリッチに代わり、急遽ピアニストが萩原麻未さんになったとのことですが、ほんと、少女のつぶやきが聞こえてくるようでした。
最後のカデンツは、舞台中央のグランドピアノから、右端に置かれたアップライト・ピアノ……被爆ピアノへと移動しての演奏。
Web配信では、みごとな響きで届きましたが、会場でもそうだったのでしょうか。
そうそう、グランドピアノでの譜めくり担当が麻実さんの夫君、ヴァイオリニストの成田達輝くんだったのにはびっくり。
(黒づくめ、黒マスク姿で、途中まで全く気づきませんでした)

休憩後の曲では、
へっ?これ、本当にベートーヴェン?と思ってしまった私です。しみじみ流麗。
マーラーは圧巻でした。ぐぐっと集中度がアップして、独特の世界に。
シャコンヌは度々耳にしますが、斎藤秀雄編というのは初めてかも。弦楽器の音が重なったときの美しさを堪能しました。

下野さん、自分は後ろに下がって……といった謙虚なご様子でしたが、
アンコール曲の編曲もなさって、そのご尽力、素晴らしいと思いました。

こんなコンサートを無料配信してくださって、ただ、ただ、感謝。
晩御飯を給仕しつつ、無理やり家族も巻き込んで鑑賞した私でした。

2020-08-06 (6)