「思い立ったが吉日」とばかりに、行ってきました。
コロナ対策のため、事前に時間を予約する必要がありますが、「押し合いへし合い」になることなく、ゆったり鑑賞できるので、これはいいシステムだと思います。
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朝から授業を二つやって、ねじり鉢巻きで仕事もこなして、
  • 16時~16時半の間に入場
という予約券で、入りました。
この時間帯、おすすめです。
17時半で閉館ですが、特別展を見てから常設展もざっと見て回る余裕がありました。
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特別展のほうは、よく考えられた展示だなあと思いました。
ヨーロッパの美術史の流れや、
覇権の移り変わりなどもよくわかり、興味深かったです。

一番印象に残ったのは、最初の部屋

Ⅰ イタリア・ルネサンス絵画の蒐集

15~16世紀の絵画だというのに、なんと鮮やかな色使い。
圧倒されました。
これは、ヨーロッパの北の方の国々が、イタリアという国にあこがれたわけだなあ、と実感。

呼び物になっていた、
フェルメールの「ヴァージナルの前に座る若い女性」は、
ヴァージナルという鍵盤楽器に心惹かれましたが、光線の加減によってもたらされるインパクトは、ほかの作品ほどではなかったような。。。
それよりも、常設展で見た「聖プラクセディス」のほうが印象的でした。
(➡こちらの個人ブログで解説されているのを発見)

ゴッホの「ひまわり」、充実した解説でした。
本物の絵より、解説の充実度のほうが印象的だったくらい。

見やすい、わかりやすい、という点では一押しです。
でも、
国立美術館といえば、
この上野の国立西洋美術館の常設展だって、なかなか見事じゃないか!
とも思いました。
閉館間際という時間帯もあったでしょうが、
大きなモネの水連の絵に囲まれた空間をほぼ独り占めできたりして、至福の時を過ごしましたよ。

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緑と展示室とのコラボもお見事。
いい時間でした。