セミファイナル、最初のリサイタル4人分を聴きました。
今日はこれ以上聴けないので、とりあえずの感想を。

次のお二人、是非もっと聴きたい!

Yutong SunChina(21)
BEETHOVEN Sonata No. 26 in A-flat Major, op. 81a (“Les Adieux”)
LISZT Un sospiro
MUSSORGSKY Pictures at an Exhibition
2017-06-03 (1)


 Dasol KimSouth Korea(28)
MENDELSSOHN Fantasie in F-sharp Minor, op. 28 (“Scottish Sonata”)
KAPUSTIN Intermezzo in D-flat Major, op. 40, no. 7
SCHUBERT Sonata in B-flat Major, D. 960
2017-06-03 (2)


ある意味、ステージマナーや雰囲気は対照的なお二人。
ユトン君。我が道を行く派。内向性を感じさせる
ちょっと怖い(?)雰囲気。
ダソル君。優雅なステージマナーと柔らかい微笑み。温かさが溢れる雰囲気。
そして、
二人とも、音楽が流れ、語り、世界を創り上げます。素晴らしい!
音楽の指向性としては、上に書いたような人柄そのもの、でしょうか。
選曲にも、それが表れているかもしれません。

お二人のプログラムを見ると、
3曲のうちの真ん中に、雰囲気の異なる短い曲を置いているあたり、似ています。
もしかすると、コンクールそれぞれのステージへの対策意識の表れかも……と思いました。
第一次、第二次では、音楽性とテクニックとレパートリーの幅をアピールし、
セミファイナルでは、リサイタル全体での「我が世界」で勝負に行く!といったような。

こうして書いているうちに、ますますお二人のファイナルが聴きたくなってきました。
まだまだセミファイナルが続くのですけれど。モーツァルト協奏曲も聞き逃せません。
なんと、二人とも
MOZART Piano Concerto No. 20 in D Minor, K. 466。
演奏開始時間は、日本時間でいうと、
ダソル君が明日4日(日)朝11時頃?、ユトン君が5日(月)朝9時半?です。

(画像はThe Cliburn インスタグラムより)