9年目の3.11。
そんな日に、レッスンへ出向きました。

レギュラーのレッスン(1か月に1回)は先生のご都合で2月はキャンセルになり、
その後、covid-19の影響で、お仕事セミナー、研究会、楽しみにしていたコンサート、すべて中止or延期となって、久々の外出イベントです。

前回は第1楽章。
今回は第2楽章と第3楽章。
まがりなりにも合わせられるようになった時点で「ようやった!」と、ちょっと思う。。。💦
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本日のレッスンのポイントは、
  • 腕や指に負担をかける弾き方を見直しましょう。力まかせに無理やり音を並べても美しくありません!
  • 「ピアノ」「ピアニシモ」とあっても、音に芯が必要。そういう音が出せないときには、mfぐらいの音量で、音色を確認してみましょう。
  • 第1ピアノ、第2ピアノで掛け合いになる箇所は、アーティキュレーションも同型で。聞き手が、掛け合いを聴きとって「ああ、なるほど。面白いね。美しいね」と感じられるように。(まずは弾き手自身が感じていますか~?)
  • 「一人旅」「掛け合い」のあと、「ぴったり合う」箇所をちゃんと意識して、音の明るさ、重さなども変化させましょう。
  • 「どんな音楽を作りたいのか」のイメージをもっと明確に持ちましょう!

で、家に帰ったら、佐野主聞さんが

『花は咲く』ピアニストがイチから譜読みして撮影する過程を配信

って動画をアップされてたので
初見から、どうやって曲の完成度を上げていくのか興味をひかれてみてみたら……
レッスンで言われたばかりのこと、
しもんさんは全部、ちゃんと言語化されつつ練習されていて、びっくり。

「初見のときは、体に負担掛けて無理に弾いてるんだよね。
練習では、そこから、自分の体の動きをモニターして、ちゃんと動けるように見直していく」

なるほど。
私は「永遠の初見おばさん」だったわけか。
それじゃあ、本番でも緊張しまくって、間違えまくるわけですね。

「あ、ここでは音色が変わってない。もう一度」
「イメージした音じゃないなあ」
「あ、今、呼吸しなかった。やり直し」
「もっと艶のある音がほしいなあ」
「1時間かそこらじゃ、曲に対する思い入れが足りないなあ。それがわかっちゃう演奏だなあ。まだ微妙だなあ。」
「演奏動画を撮るときは、緊張と集中力が問題」


しもんさんの一言、一言が、示唆に富んでおりました。
で、出来上がった演奏動画、こちら。
美しいです。

『花は咲く』〜震災復興支援曲〜ピアノver.