美術に詳しい友人と新国立美術館を訪問。
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 美術館は、とんとご無沙汰だったこともあり、何か体感してみたいなあと現代美術を選択した次第。
付け焼き刃の予習で、ユダヤ系アーティストと知りましたが、まだ記憶に新しいアウシュヴィッツを彷彿とさせる展示がここそこにありました。
ただ、アウシュヴィッツは「ナマの実物」の、まさに生々しさが迫ってきたのに対し、やはり美術館では、芸術は、生々しさの中に「美」があります。
作品群が、全体としてまた新たな作品となることを実感。
美術といえども、心臓の鼓動、天を思わせる鈴のような音色など、音響を効果的に使用していて、それが大きく響く部屋、かすかに聞こえる空間、入り混じって届く区画、それぞれに訴えかけてくるものがありました。 

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この小山、黒い洋服を積み上げたもの。
アウシュヴィッツで見た、髪の毛の山を彷彿とさせます。
撮影許可エリアです。
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 上方には人々の写真。
この集合体の持つ威力に圧倒されました。
また、鑑賞者たる現実の人々もまた、芸術作品の一端であるような。
絶妙の混雑具合でもあった日曜の午後。

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この後、友人とウィーンの香りのお茶の時間を楽しみました。
あっというまに日は傾き、秋風の片鱗も体感。
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閉館時間を過ぎても、乃木坂駅までのショートカットのため、敷地内を通らせてくださった美術館の配慮に感謝。