広州市福岡市友好都市締結40周年記念
広州ユース交響楽団2019年日本公演
指揮:ジン・ファン
ヴァイオリン:ルー・シーチン*

2019年7月21日(日)19時開演  21時15分終演
@サントリーホール

《プログラム》

チェン・チーガン:「五行」
  1.水 2.木 3.火 4.土 5.金

ホー・ジェンハオ/チェン・ガン:
 ヴァイオリン協奏曲「梁山泊と祝英台」*

アンコール
パガニーニ:ヴァイオリン独奏のためのソナタ イ長調*

〜休憩〜

リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェヘラザード」
  第1楽章 海とシンドバッドの花
  第2楽章 カランダール王子の物語
  第3楽章 若き王子と王女
  第4楽章 バグダッドの祭り、海、岩礁での船の難破

アンコール
菅野よう子:花は咲く
不詳(Jing Hun編曲):茉莉花(ジャスミン)
劉天華:良宵
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パリッと、きちんとスジの通った音楽、揃った音色、
中国の若者たちの、レベルの高さにビックリでした。
前半の中国の客も、初めて聴きましたが魅力たっぷり。
情景が浮かぶような、わかりやすい曲で、オリエンタルなムードたっぷり。
西洋でもうけるのでは?と感じました。

ヴァイオリニストは、1987年、東洋人ヴァイオリニストとして史上初めてパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝した強者だそうですが、なるほど納得の貫禄の演奏でした。
女性指揮者も、日本の三ツ橋敬子氏を彷彿とさせるような、ダイナミックな指揮ぶりで、若者たちをぐいぐい引っ張っていました。
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こんな風に、舞台横の二階席から見下ろす形の席だったので(画像は開演前)、
舞台上の様子がよくわかったのも、楽しかったです。
6人がかりで大活躍だったパーカッション、
前半、一番年下らしい男の子が必死に頭を振ってリズムをとっていました。
一生懸命だけれど、明らかに余裕がない感じ。
休憩時間中、先輩がつきっきりで最後の練習につきあっているのも微笑ましかったです。

大活躍といえば、
木管楽器やチェロ第一奏者、そしてコンサートマスターのソロ演奏は見事でして。
そのうち、ソリストとしてデビューするのかもしれませんね。

このユース交響楽団、
プロの広州交響楽団の提携楽団なのだとか。
今回の演奏会で指揮を担当したジン・ファンがユースの音楽監督でもあり、プロの広州交響楽団の首席指揮者でもあるとのこと。
Jリーグサッカーのユースチームのようなものでしょうか?
ううむ、将来を見据えてますねえ。