今年はチェロ部門ですけれど、
このコンクールでは「PIANIST ACCOMPANIST(公式伴奏ピアニスト)」を設けていて
コンテスタントの方は、自分で伴奏者を連れてきてもいいし、公式の方に頼んでもいいということになっています。

この5名のピアニストのうちの一人が、佐藤卓史くん。
2010年の本コンクール・ピアノ部門ファイナリストです。
(この年、私はPCに張り付いて佐藤君を応援してました。こんな感じで…→
その後、2012年、2015年のヴァイオリン部門でも公式伴奏者を務めています。
今、数えてみたら、
2012年には、第一次予選で10人、セミファイナルで4人、ファイナルで2人の伴奏を、
2015年には、第一次予選で11人、セミファイナルで4人の伴奏を担当しているのですね。

今年のチェロ第一次予選での共演コンテスタントとしては、既に7名の名前が。
木曜日以降のスケジュールはまだ発表されていませんから、さらに増えるのかも。
弦楽器のコンクールであっても、こういう具合で、ピアノ愛好者には十分に楽しめるのです。^^

さて、チェロ2017のスケジュールは、こんな具合です。

<第一次予選>68名    5/8(月)-13(土)   20分のリサイタル
<セミファイナル>24名  5/15(月)-20(土) 
   40分のリサイタル(5分程度の未刊課題曲を含む) + 25分の協奏曲
<ファイナル>12名    5/29(月)-6/3(土)  
   10-15分の新曲with交響楽団 + セミファイナルとは異なる協奏曲

セミファイナルとファイナルの間の時間差は、
この間に、ファイナルで演奏すべき新曲の譜読みが課されるため。
コンテスタントは、お屋敷に缶詰めで共同生活をしつつ、準備に励むのだとか。
これは、年によって異なるどの楽器でも同様のスタイル。
セミファイナルのリサイタルも、提出済みのプログラム2種の一方を演奏する方式で、
どちらを演奏すべきか指定されるのは、ステージの29時間前。
タフなセッティングがなされています。