エリザベート王妃国際音楽コンクール、
今年はヴァイオリン部門。 
切れ切れに、、チョコチョコと聴いています。

第一次予選は音声配信だけでしたが、
セミファイナルからは、ライブでの動画配信があり、
1日遅れでのアーカイブ動画もアップされます。
動画はこちら

 でも、日本時間22時以降の夜の時間帯は、ダメでございます。
ストリーム、ブチブチ切れまくり。フリーズの嵐。
ライブ中継だけでなく、アーカイブ動画もまともに再生できず。
うちのネット環境が貧弱なせいかとも思いましたが、この現象、我が家だけではないみたい。 

一方、早朝は問題ありません。
仕事の都合で、週に2回は5時起き必須の私、トシのせいもあって早起きが身についてます。
今日も4時には目覚めてしまったので、4:30からのライブを聴いてみました。
ラッキーにも、佐藤卓史氏が予選で絶賛されていた
Timothy Chooi (Canada, 25) くんのリサイタル。
ピアノ伴奏は、第一次予選に引き続き、佐藤卓史氏。

2019-05-09 (6)
実に気持ちの良い演奏でした。
このコンクールのために作曲された新曲、ベルギー🇧🇪のBram Van Camp氏による
Scherzo - Bagatelle
初めてどういう曲なのかを納得しました。(数名聴いただけですが、その中では分からなかったのです)
今まで「なんだか例年より長い曲だなあ」なんて感じていたのは誤解でした。
鋭い切れ味と、柔らかいルバート〜一種のグルーヴ感的な〜を持って演奏してこそ生きる曲だったのですね。
もう一曲の課題、イザイのSonata in G minor, Op. 27 No. 1も、実は優雅な曲なんだ、と目からウロコ。(今まではテクニック的な難しさにばかり意識が行ってました)
自由曲はグリーグのソナタ3番。
佐藤氏とのかけあいも楽しく、最後まで惹きつけられました。

確かにこれは、優勝候補かも。。。
演奏後の笑顔もステキです。
2019-05-09 (7)


【参考】以下、第一次予選での佐藤卓史氏のツイッターよりコピペ

Timothy Chooiは2018年ハノーファー国際の覇者で、なんと2012年のQECで共演したNikki Chooiの弟君。音のエッジが剃刀のようにシャープ。リスクを恐れない推進力、輝かしい音色、洗練されたステージマナー、客席からはブラボーの嵐。これは優勝候補か。