Aprico 20th Anniversary
都響 × アプリコ
小林研一郎

2018年10月6日(土)15:00開演 17:10終演
@大田区民ホール・アプリコ 大ホール

指揮:小林研一郎
チェロ独奏:岡本侑也
管弦楽団:東京都交響楽団

<プログラム>
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
 Ⅰ Allegro Ⅱ Adagio ma non troppo Ⅲ Allegro moderato

(チェロ独奏アンコール)
ジョヴァンニ・ソッリマ:ラメンタチオ

~休憩~

ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 作品88
 Ⅰ Allegro con brio  Ⅱ Adagio  Ⅲ Allegretto grazioso Ⅳ Allegro ma non troppo

(アンコール)
同上曲目最終楽章より終末部

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例のごとく、岡本侑也くん目当てで足を運びました。
アプリコでは初めての2階席。
オケ全体がよく見えること、管楽器の音がよく響くこと、は利点。
ステージ上の物(人)のサイズ等がわかりにくく、音色によっては届きにくいこと、が難点でしょうか。

岡本君は、ますます理知的に、そして力強くなったように聴こえました。
弾き姿も、音楽も。

アンコール曲、聴くのは2回目です(→1回目)。
前回もオーケストラとの共演の後のソリスト・アンコールでした。
今回は彼の美声…モンゴルのホーミーのような声でチェロの音色とハモるのです…が良く聞こえなかったのが残念。2階席だったためかもしれません。
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コバケンさん、御年78歳とのことですが、変わらぬバイタリティー、軽やかな棒捌きで、驚きました。
会場に向かって必ず語りかけるところも相変わらず。
「こういう盛り上がって終わる曲の場合は、アンコールも同様に盛り上げた方がよいと思う」
というようなスピーチでしたが、なるほど。
スパっと洗練された終わり方だったと思います。

20周年記念にふさわしい、祝祭感のあふれるコンサートでした。