なんと朝4時過ぎに目覚めてしまったので(本日これから旅に出る私です)、
コンクールのmedici TVにアクセスしてみたら
ファイナル最終奏者のエリック・ルー君の演奏がまさに終わったところでした。


ステージ上には小川典子さんがいて、演奏にコメント。
まさに「Honest」な演奏、まるで天から音楽が降りてきているようだった、と。

演奏そのものは聴き逃してしまったなあ、…と
アーカイブでアンナさんのファイナル(プロコ3番)を聴いてみました。
安定の演奏。派手さよりも深さを感じました。
ただ、特別に輝くような印象は残さなかったのは、この曲がコンクールでの耳タコ曲あるためかもしれません。

その間に、早くもエリック・ルー君の演奏がアーカイブに上がっていたので、これ幸いと視聴。
これには聴き入ってしまいました。
ベートーヴェンの4番。
ショパコンで聴いた時以上に、キラキラした音に魅了されました。はじめ流し聴きをしていたのですが、カデンツァなんて、思わず画面に戻って見入ってしまいましたよ。
で、その後、がっつり視聴。
エリック君自身が、とっても幸せそうな表情で弾いていたのも印象的でした。ブラボー。

そうそう、マリオ・ヘリング君もベートーヴェンだったよね、
と、次に彼の1番を聴き始め、やはり音色がずいぶん違うなあと思いました。
ネット視聴でさえそうなのですから、生で聴いタラ、本当に違うのでしょうね。
マリオ君のは、エリック君よりかっちりしている印象。でも、それも耳に心地よく、ベートーヴェンらしくも響きました。

で、何気なくメインページに戻ってみたらば、びっくり!
すでに授賞式が終っていました!結果は以下のとおり。

1位 Eric Lu  United States of America | 20 years old
2位 Mario Häring  Germany | 28 years old
3位 Xinyuan Wang  China | 23 years old
2018-09-16 (4)

表彰式後にステージでインタビューされていた審査員の言葉によると、この順位はvery clearで、再投票の必要なし、だったそうです。
そして、ファイナルの協奏曲だけではなく、室内楽、予選ラウンドからのソロ曲、すべてを総合しての順位付けであるとのことでした。

おめでとうございます。